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前田、負傷による緊急降板で4敗目 指揮官はDL入り覚悟も「我々には跳ね返す力ある」

2018/05/30

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 ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が29日(日本時間30日)、本拠地ドジャー・スタジアムで行われているフィラデルフィア・フィリーズ戦に先発登板したが、「右臀部の張り」で2回途中で緊急降板。チームも敗れ、前田は4敗目を喫した。
 
 自身2連勝中の前田は初回、先頭打者に二塁打を浴びるもこの回を無失点に抑えると、2回に思わぬアクシデントに見舞われた。先頭のニック・ウィリアムズ外野手にソロ本塁打で先制を許し、なお1死から二塁打を打たれた直後に右足を気にする素振りを見せる。ここは続投したが、直後に三振を奪い2アウトとしたところで再びスタッフが集まり、デーブ・ロバーツ監督が交代を告げた。
 
 球団は後に前田の降板理由を「右臀部の張り」と発表。ドジャースは、前田の降板後に小刻みな投手継投を試みながら打線の奮起を待ったが、逆転することはできず1-6で敗れた。前田は1回2/3を被安打3、与四球1、奪三振2、失点2の成績で4敗目が記録されている。なお、先発した試合で1回2/3で降板するのは自身メジャー最短。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、明日にもMRI検査を受ける前田が故障者リスト(DL)に入ることを覚悟しているといい、「予想外のことだ。しかし、我々のチームはそれを跳ね返す力があるし、戦い、そして勝つ方法を探し続ける」と前向きに語った。
 
 チームはこの日敗れたものの、最近はようやく上り調子。31日(同6月1日)にはエースのクレイトン・カーショウ投手の復帰も控えている。現在ナショナル・リーグ西地区3位で、首位とは4.5ゲーム差となっているが、前田の回復を願いながらリーグ連覇への道のりを諦めず歩み続けようとしている。



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