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MLBドラフトで指名された個性派、キーワードは「2」。大谷で脚光の“二刀流”や“二足のわらじ”の選手とは

メジャーリーグの2018年ドラフト会議1日目が6月4日(日本時間5日)終了し、各チーム2巡目までの上位選手78人が指名された。全体1位でデトロイト・タイガースに指名されたケーシー・マイズ投手(オーバーン大3年)をはじめ、多くは事前に上位指名が予想された有力選手ばかりだが、他にも興味深く個性的な選手がいる。

2018/06/06

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野球と他競技を両立、「二足のわらじ」を履く選手

 球団からドラフト指名を受けた選手には、野球と他の競技を両立させている選手もいる。
  
 オークランド・アスレチックス1位指名(全体9位)のカイラー・マーレイ外野手(20)はオクラホマ大フットボールチームのクオーターバック(QB)でもある。同じチーム内に全米最優秀選手(ハイズマン・トロフィー)のベイカー・メイフィールドがいるため控えQBの座に甘んじていたが、メイフィールドが卒業する2018年からはマーレイが正QBとして期待されている。
 
 マーレイは高校卒業時にもMLBから上位指名が予想されたが、大学で野球とフットボールの両方を続けることを選択した。今回は野球選手の道を選ぶだろうか。ちなみにマーレイの父親ケビン・マーレイは高校卒業時にミルウォーキー・ブリュワーズからドラフト指名を受け、マイナーリーグで1年を過ごしたのちにテキサスA&M大へ入学してフットボール選手になった経歴を持つ。
 
 ロサンゼルス・エンゼルス1位指名(全体17位)のジョーディン・アダムス外野手(18)も高校時代は野球とフットボールの両方で活躍。類まれな身体能力を誇るアダムスの最大の武器はスピードであり、MLB公式サイトのレーティング(20~80)では走塁は最高点に近い75。フットボールではワイド・レシーバーを務める。
 
 さらにはバスケットボールで豪快なダンクシュートを放つ動画が最近公開され話題を呼んでいる。アダムスは既にノース・カロライナ大で野球とフットボールの両スポーツチームに入ることが約束されており、エンゼルスで野球の道を選ぶかどうかが注目される。
 
 ワシントン・ナショナルズ1位指名(全体27位)のメイソン・デナバーグ投手(18)はフロリダ大で野球とフットボールの両スポーツチームに入ることが約束されている。
 
 アトランタ・ブレーブス1位指名(全体8位)のカーター・ステュアート投手(18)は160キロ近い速球を投げ、カーブボールの回転率はメジャーリーグでもトップクラスだという剛腕投手だが、ゴルフでも地域大会トップの実績を持つ変わり種だ。

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