MLBドラフトで指名された個性派、キーワードは「2」。大谷で脚光の“二刀流”や“二足のわらじ”の選手とは
メジャーリーグの2018年ドラフト会議1日目が6月4日(日本時間5日)終了し、各チーム2巡目までの上位選手78人が指名された。全体1位でデトロイト・タイガースに指名されたケーシー・マイズ投手(オーバーン大3年)をはじめ、多くは事前に上位指名が予想された有力選手ばかりだが、他にも興味深く個性的な選手がいる。
2018/06/06
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偉大な父の遺伝子を受け継ぐ「2世」選手
さらにドラフト指名を受けた選手には、偉大なメジャーリーガーを父に持つ2世選手もいる。
サンディエゴ・パドレス1位指名(全体7位)のライアン・ウェザース投手(18)、トロント・ブルージェイズ2位指名(全体52位)のグリフィン・コーナイン外野手(20)の父親はともに1990-2000年代に活躍した元メジャーリーガーだ。
今季は殿堂入り捕手のイバン・ロドリゲス氏を父に持つデレック・ロドリゲス投手がサンフランシスコ・ジャイアンツでメジャー昇格を果たし、同じく殿堂入りしたブラディミール・ゲレーロ氏を父に持つブラディミール・ゲレーロ・ジュニア内野手(トロント・ブルージェイズ傘下2A)が驚異的な活躍を見せている。ゲレーロ・ジュニアと同チームにはオールスター4回出場のダンテ・ビシェット外野手を父親に持つボー・ビシェット内野手がいるなど、90年代メジャーリーグファンのノスタルジーをかきたてる2世選手の名前が並んでいる。
さらにはサイヤング賞を7回受賞した名投手ロジャー・クレメンス氏の息子のコーディー・クレメンス内野手(22)も3巡目以降のドラフト指名が予想されている。
文・角谷剛