エンゼルス左腕ヒーニー、27歳の誕生日に初完封で華添える「またやりたい」明日は大谷登板
2018/06/06
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打たせて取る投球で試合も“スピード決着”2時間16分
ロサンゼルス・エンゼルスのアンドリュー・ヒーニー投手が5日(日本時間6日)、本拠地エンゼル・スタジアムで行われたカンザスシティ・ロイヤルズ戦に先発し、メジャー初完封勝利を収め、27歳となった自身の誕生日に華を添えた。
この日27歳の誕生日を迎えたヒーニーは、初回に先頭打者に死球を与えてしまうが、後続を3人で抑えて無失点の立ち上がりを見せる。その後も5回1死まで13者連続アウトを記録するなど快投。
5回に1点の援護を受けた後も好投は続き、6回から9回までに許した走者は四球による1人のみ。結局9回116球(ストライク)を1人で投げ抜き、被安打1、与四死球2、奪三振4、無失点。スコア1-0という僅差の試合で自身メジャー初となる完封勝利を収めた。
ヒーニーが打ち取ったアウトの内訳は、ゴロアウト13、フライアウト10、奪三振4。打たせて取る投球スタイルで、試合時間も2時間16分とスピーディーだった。チームにとっては、リリーフ陣を休ませられたのも大きなプラスになったことだろう。
米公式サイト『MLB.com』によると、誕生日に1安打完封勝利を飾ったヒーニーは、試合後「(完封は)プロに入って初。楽しかったよ。試合終了の瞬間、キャッチャーをはじめチームメイトと握手をしたのは決して忘れない。またやりたいね」と喜びのコメント。
また、エンゼルスのマイク・ソーシア監督も「アンドリューがしたことをうまく言い表せられないよ。彼が持っている技術全てを発揮して、素晴らしい仕事をしてくれた。最高だね」と褒め称えた。
アメリカン・リーグ西地区3位のエンゼルスは3連勝。この日で3連敗となった同2位ヒューストン・アストロズとの差を3.0ゲームに縮めた。翌日の同カードでは大谷翔平投手が5勝目を懸けてマウンドに登る。