大谷、5勝目懸けあす先発登板 侮れないロイヤルズ打線…注意すべき3人の「左打者」とは
2018/06/06
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ロイヤルズ一筋12年、乗せると怖いベテラン
3人目は、アレックス・ゴードン外野手。ムスタカスよりも長いロイヤルズ一筋12年目の34歳。2005年のドラフトで全体2位で指名された選手で、チームのフランチャイズ・プレーヤーとして活躍している。
通算164本塁打と長打力も備えており、今季の打順は6番か7番のいずれかのみ。今季の得点圏打率は.152、7打点のみと低い水準だが、対右投手は123打数35安打で打率は.285。今季の本塁打4本と二塁打4本はすべて右投手から放っている。
また、勝ち試合では特に高い数字を残しており、勝利を収めた出場16試合では、打率.333、4本塁打、10打点をマーク。リードされチームを波に乗せる展開になってしまうと、その勢いに乗じてゴードンに追い打ちをかけられてしまう危険もある。同時に、ゴードンを起点にチームに流れを持っていかれないことも注意が必要だ。
過去エンゼルス戦は65試合に出場して通算244打数63安打、4本塁打で打率.258、エンゼル・スタジアムでは33試合で通算130打数35安打、2本塁打で打率.269となっている。
以上のように3人の左打者を挙げたが、彼らの他にもサルバドール・ペレス捕手やアルシデス・エスコバー内野手などしぶとい打者が打線に名を連ねている。
大谷は今季対左打者の被打率.183
大谷は、今季左打者に対して被打率.183、二塁打以上の長打は本塁打1本のみに抑えている。加えて、本拠地では通算2勝1敗、防御率は2.35、被打率.171と好成績が並ぶ。
しかし、ロイヤルズは5日(同6日)にアンドリュー・ヒーニー投手に1安打完封を喫したこともあって、あすはその雪辱を晴らしに来るだろう。この数字に甘んじることなく、油断せず投球しなければならない。
今季自身5勝目とチームの4連勝を狙うマウンドで、どのような投球を見せるか注目だ。