昨季41発男がシフトの裏をつくセーフティーバントで大歓声「ギャロがバントした!」
2018/06/09
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テキサス・レンジャーズのジョーイ・ギャロ内野手が、8日(日本時間9日)に行なわれたヒューストン・アストロズ戦で、相手守備陣が一塁方向に選手を集めるシフトの裏をつくセーフティーバントを決めた。このプレーに現地ファンは大歓声。また、ギャロは昨季41発を放ち、今季もすでに17発を放つ生粋のホームランバッターであり、話題を呼んでいる。
この日のアストロズの先発はエースのジャスティン・バーランダー投手。3回までに3点を失ったものの、5点の援護をもらい、5-3とリードした状況で6回を迎えた。6回裏1死からバーランダーが対戦したのは5番のギャロ。ギャロは左打ちのパワーヒッターだ。アストロズの守備陣は三塁手を二塁ベース後方に配置し、非常に極端な一塁寄りの守備シフトを敷いた。
すると、ギャロはバーランダーの初球をまさかのセーフティーバント。ボールは無人の三遊間に転がっていき、ギャロは悠々と一塁へ達した。この光景に現地の観客は大歓声。スタンディングオベーションで讃えた。
このプレーに現地テキサス州の『スポーツデイ』は「ギャロがバントした!」との見出しで記事を掲載。「彼らは金曜日にまた負け、投手は怪我でマウンドから降りた。しかしジョーイ・ギャロがバントした!」と興奮気味に綴った。
ちなみにギャロは次の打席には三塁手を三遊間に配置したシフトを相手に引っ張り、二ゴロに倒れた。