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大谷の離脱にトラウト「残念」 痛手はエンゼルスだけにあらず。球宴出場が微妙に…地元紙も落胆

2018/06/10

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が8日(日本時間9日)、右肘の内側側副靱帯の損傷により、10日間の故障者リスト(DL)入りした。投打にわたって活躍していた二刀流の離脱が、チームや米球界に与えた衝撃は大きい。
 
 大谷は6日(同7日)に先発したカンザスシティ・ロイヤルズ戦で、右手中指のマメが悪化して4回1失点で降板。この際、右ひじの張りを訴えた。「PRR注射」による治療を受け、最低3週間はボールを投げずに調整するという。
 
 二刀流の故障はエンゼルスにとって大きな痛手となり、米公式サイト『MLB.com』によると、チームメイトのマイク・トラウト外野手は「本当に残念だ。チームにとって大きな損失。投手であり、打者でもあるから一気に2人を失ったようなもの」と心境を吐露。
 
 6日の試合中、大谷の異変を感じ取っていたというトラウトは「おかしいなという違和感があった。本人は大丈夫だと言っていて、94~95マイル(152~153キロ)を投げていたけど、コントロールできていなかった」と明かしている。
 
 また、オールスターゲーム(7月17日開催)のファン投票において、大谷は指名打者(DH)部門の候補者に挙がっているが、その出場も微妙となった。
 
 エンゼルスの地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は9日(日本時間10日)、「大谷のけがはオールスターゲームにとってバッドニュース」と報じている。大谷のオールスター出場について助言を求められたトラウトは、「もちろん参加すべきだよ。最高の経験になるからね。ホームランダービーから試合、雰囲気、ファン、すべてが素晴らしい経験になるよ」とコメント。プレーできなくても参加することの重要性を説いている。
 
 大谷は投手として4勝1敗、防御率3.10、打者として打率.289、6本塁打の成績。ルーキーイヤーにも関わらず、高い注目を集める大谷だが、万全の状態での復帰が望まれる。



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