元ソフトバンク投手が指摘、田中将大の「平均球速は上がっている」 カギは直球の制球力
FOXスポーツでアナリストを務めるニコースキーは、元MLB選手であり、かつてホークスにも在籍した。ニコースキーは田中将大の今シーズン注目すべきは、ストライクゾーンでの田中の直球の制球力だと指摘する。
2015/04/08
Getty Images
ポイントは直球のコントロール
昨年の右肘内側側部靭帯の部分断裂により球速が落ちるだろうと周囲は警鐘を鳴らしたが、開幕戦だけを見れば逆に平均球速は上がっているのである。フォーシームとツーシームを使う比率は戦略的なものだっただろう。
“Here’s what to watch this season: Tanaka’s fastball command within the strike zone. The Blue Jays are a good-hitting team and have a chance to lead baseball in homeruns. That lineup will make you pay if you miss with your fastball, and Tanaka did miss a few times yesterday.
今シーズン注目すべきは、ストライクゾーンでの田中の直球の制球力。開幕戦の対戦相手であったブルージェイズはかなり打力のあるチームで、リーグトップのHR数を記録する可能性もある。直球のコントロールミスがあれば、それを見逃さない打者が揃っている。実際に開幕戦ではそれを何度か捉えられたのだ。
昨シーズンの田中は直球の制球力で、良い結果につなげた。優れた直球の制球力により2つの球が活きた。スプリットで相手打者を.153に抑え、66三振を取り、スライダーでは相手打者を.134に抑え、34三振を奪った。今シーズン開幕戦では変化球のキレは昨年同様良かった。
Besides health, it is the command of both fastballs that will be key to Tanaka’s success in 2015. Last year he generated 11 percent swings and misses with his fastballs. In his first start it was zero percent.
怪我なく戦うことを除けば、田中にとって2015年の成功のカギは2つの球の制球力。昨シーズンは直球で空振りを奪う率が11%で、今シーズン最初の登板ではゼロだった。
出典:Worried About Masahiro Tanaka’s Velocity? Don’t Be. By CJ NITKOWSKI in FOX SPORTS on Apr.6 2015
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