アスレチックス“いぶし銀”右腕、メジャー最多タイの13球団目でプレー
2018/06/26
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オークランド・アスレチックスのエドウィン・ジャクソン投手が25日(日本時間26日)、デトロイト・タイガース戦に先発登板し、メジャー史上最多タイとなる13球団目でのプレーとなった。
この日、今季メジャー初登板となったジャクソンは、初回を三者凡退に抑える上々の立ち上がり。2回に2死二、三塁のピンチを迎えたが、最後は三振にとって無失点とした。6回を投げ、6安打、7奪三振、1失点で先発の役目を果たした。0-1の場面で降板し、勝ち星はつかなかったが、チームは逆転勝利を飾った。
2003年にロサンゼルス・ドジャースでメジャーデビューしたジャクソン。16シーズン目を迎え、この日がメジャー13球団目の登板となった。ヒューストン・アストロズなどでプレーし、2014年に引退した投手オクタビオ・ドーテル氏が持つメジャー史上最多記録に並んだ。
ドイツ出身の右腕は、速球とスライダーを武器に先発投手として活躍してきた。2010年にはタンパベイ・レイズを相手にノーヒットノーランを達成し、2011年にはセントルイス・カージナルスの世界一に大きく貢献した。近年はリリーフとしての役割も果たすようになり、昨季はワシントン・ナショナルズでプレーした。昨季までの通算成績は98勝120敗、防御率4.67、1388奪三振となっている。
ジャクソンがいくつもの球団を渡り歩く“ジャーニーマン“として長年活躍できるのは、計算できる投手であることが大きい。2007年から2013年まで7シーズン連続で30試合以上先発登板するなど非常に頑丈な投手で、先発陣の穴埋めやローテ投手の一員として最適な存在だろう。
今年9月に35歳を迎えるジャクソン。派手さはないが、きっちり仕事をこなす「いぶし銀」の右腕は、息の長い活躍を続けている。