前田健太、完全復活の7回9K無失点! 快晴のLAで気迫の84球。雄叫び上げ5勝目の権利
2018/06/26
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快晴のロサンゼルス。前田は序盤3回まで無失点と出足好調
ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が25日(日本時間26日)、本拠地ドジャー・スタジアムで行われているシカゴ・カブス戦に先発登板し、7回無失点の好投で5勝目の権利を持って交代した。
前田は、前回登板でも敵地でカブスと対戦。その時は故障者リストから復帰2戦目、そして前日中止からのスライド登板ということで本来の力を発揮できず4回途中3失点に終わっていた。迎えたこの日のロサンゼルスの天気は快晴。中5日を空けてのマウンドで、復調の投球ができるか注目された。
前田は初回、先頭のアルバート・アルモーラ・ジュニア外野手を初球の92.6マイル(約149キロ)の速球で遊ゴロとすると、続くジェイソン・ヘイワード外野手も速球で遊直。ベン・ゾブリスト内野手には四球を与えたが、4番のアンソニー・リゾ―内野手をカウント2-2から85.5マイル(約138キロ)のチェンジアップで空振り三振に仕留めて無失点の立ち上がりを見せた。
2回は、先頭の5番ハビア・バイエズ内野手をチェンジアップで空振り三振に打ち取った後、カイル・シュワーバー外野手に初球の速球を捉えられ右前安打を許し1死一塁。それでも、続くイアン・ハップ外野手を速球で見逃し三振、クリス・ジメネス捕手も81.9マイル(約132キロ)のスライダーで空振り三振に仕留め、この回のアウトは全て三振で取って無失点とした。
エンリケ・ヘルナンデスの第13号ソロ本塁打で1点の援護をもらった前田。3回は、先頭のこの日メジャーデビューの9番デュアン・アンダーウッド・ジュニア投手をスライダーで遊ゴロに打ち取ると、続くアルモーラ・ジュニアを速球で一邪飛として簡単に2アウトを取る。そして最後もヘイワードを初球の速球で左飛に打ち取って、前田はこの日初めて3者凡退でイニングを終えた。