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「投手復帰を目指しながら」大谷翔平、先に打者復帰へ エンゼルスGMがメディア通じ言及

2018/06/28

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Getty Images



 右肘靭帯損傷しているロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が、トミー・ジョン手術(右肘側副靭帯再建手術)をせず、今季中の打者としての復帰する可能性があることが27日(日本時間28日)、分かった。球団のビリー・エプラー氏がメディアを通じて言及している。
 
 エプラー氏は、米スポーツ放送局『MLB Network』のラジオ放送に出演。そこで大谷について言及し、「DH(指名打者)としてなら、すぐに復帰できた。しかし、投手としての復帰も望んでいるので、PRP(多血小板血漿)療法を行った。危険は犯したくないので、3週間の猶予を得て治療を行うことにしたんだ」と述べ、投手としての復帰を目指しながら、先に打者として復帰する可能性があることを明言した。
 
 米公式サイト『MLB.com』によれば、エンゼルスのマイク・ソーシア監督も「大谷については投手の前に、打者としての方が先になるだろう。医療スタッフの指示を待って、次のステップを決めていく」と話している。
 
 大谷の損傷の程度は、その大多数がトミー・ジョン手術を受ける「グレード2」。それでもエンゼルスは、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が行ったように手術を回避し治療を進め回復していくことを望んでいるという。
 
 また、同サイトでは、大谷がもし今後手術を行った場合1年以上プレーができなくなることを受けて、エンゼルスが今季歴史的な好調ぶりを見せているマイク・トラウト外野手との2020年へ向けた契約が不利になると伝えている。
 
 大谷の打者としての復帰、そしてそこでの活躍がエンゼルスの未来を左右する。



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