ヤンキース、先発投手を補強へ トレード獲得に新候補が浮上
2018/06/29
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MLBのウエーバー公示なしのトレード期限である7月31日(日本時間8月1日)まで約1カ月となり、トレード市場もにぎやかになってきた。重量打線を擁するニューヨーク・ヤンキースは先発投手陣の補強に尽力しており、注目を集めている。
ヤンキースは、ニューヨーク・メッツのジェイコブ・デグロム投手かノア・シンダーガード投手のどちらかを獲得すると報じられていたが、新たな候補が浮上した。28日(同29日)の地元紙『ニューヨーク・ポスト』によると、デトロイト・タイガースのマイケル・フルマー投手とトロント・ブルージェイズのJ.A.ハップ投手も候補に挙がっているという。
チームは28日(同29日)時点で、アメリカン・リーグ東地区2位。打線はジャンカルロ・スタントンとアーローン・ジャッジの両外野手を軸に安定感を誇る一方、投手陣は先発陣にやや不安が残る。
リーグトップの12勝を挙げるルイス・セベリーノ投手は好調だが、ローテ投手である田中将大とジョーダン・モンゴメリーの両投手が故障者リスト入りするなど、先発投手の補強が急務となっている。
メジャー3年目のフルマーは、若手右腕で切れ味鋭いスライダーが持ち味だ。今季16試合に登板し、3勝7敗、防御率4.20。2016年には最優秀新人賞に輝いた実績もある。
一方、ハップは今年で36歳を迎えるベテラン左腕。速球と多彩な変化球が武器で、今季16試合に登板し、10勝3敗、防御率3.62。勝利数はア・リーグ3位と自身初のタイトル獲得も視野に入っている。
プレーオフ争いを見据え、先発投手の補強が不可欠なヤンキース。トレード期限までの約1カ月でいかなる選択をするのか。