ヤンキース、ヒックスの3発など計6発で大勝 球宴前の137本塁打は球団新「素晴らしい夜」
2018/07/02
Getty Images
1人の選手による1試合3本塁打はAロッド以来3年ぶり!
ニューヨーク・ヤンキースが1日(日本時間2日)、本拠地ヤンキー・スタジアムで行われたボストン・レッドソックス戦に大勝。勝率でレッドソックスを上回り、アメリカン・リーグ東地区の単独首位に浮上した。
ヤンキースは序盤から自慢の猛打が爆発する。初回、今季9勝を挙げているデビッド・プライス投手に対し、1死から2番のアーロン・ジャッジ外野手が第22号ソロ本塁打を放ち先制。さらに二、三塁とチャンスを作ると、今度は新人のグレイバー・トーレス内野手が第15号3ラン本塁打を放って4-0とした。
その後もヤンキースは攻撃の手を緩めない。2回は1番のアーロン・ヒックス外野手が第12号2ラン本塁打、4回には日系4世のカイル・ヒガシオカ捕手がメジャー初安打、初本塁打となる第1号ソロ本塁打、ヒックスのソロ本塁打が飛び出し、4回までに9-0と大差をつけて試合を優位に進めた。
さらに8回、ヒックスが3本塁打目となるソロ本塁打を放ってダメ押し。1試合3本塁打は、ヤンキースでは2015年にアレックス・ロドリゲス氏が達成して以来の快挙。またレッドソックス戦に限ってみると、1927年のルー・ゲーリッグ氏、2010年のマーク・テシェイラ氏以来8年ぶり3人目。
投げては先発のルイス・セベリーノ投手が6回2/3、99球(ストライク65球)を投げて被安打2、与四球3、奪三振6、無失点の好投を見せ、ヤンキースが11-1で勝利。4連勝のセベリーノはメジャートップを独走する13勝目を挙げている。
アメリカン・リーグ東地区の首位決戦3連戦で2勝1敗と勝ち越したヤンキースは、これで勝率でわずかにレッドソックスを上回ってゲーム差なしの単独首位に浮上した。
米公式サイト『MLB.com』によると、3本塁打を放ったヒックスは「十分な幸運とともに3本も本塁打を打てて最高だよ」と話し、興奮を隠しきれない様子。ヤンキースのアーロン・ブーン監督も「素晴らしい夜。我々のゲームプランは本当に上手くいっている」と満足そうだった。