MLB通算609本塁打のソーサ氏、まるで別人に 肌の色変貌「私の望むようにしている」
2018/07/03
『リスティン・ディアリオ』のスクリーンショット。
MLB通算609本塁打を誇る伝説的スラッガー、サミー・ソーサ氏。最近は野球と縁遠い話題で取り上げられることも多い。中でも、褐色だったソーサ氏の肌が、年を追うごとに白くなっており、多くのファンを驚かせている。ソーサ氏の母国ドミニカ共和国の『リスティン・ディアリオ』紙がソーサ氏の近況を報じている。
49歳になったソーサ氏は、アラブ首長国連邦のドバイに居を構え、石油、不動産など多岐にわたるビジネスを国際的に展開しているという。2009年の時点で、肌を白くするためのクリームを使用していることを公言しており、「私は人種差別主義者ではない。ハッピーな人生を生きているのだ」とコメントしていた。
『リスティン・ディアリオ』の現地6月28日付の記事によると、今回、新たにメディアから肌の色に関しての質問を受けたソーサ氏は「今ある私を見てもらいたい。これは私の人生であり、私の望むようしているまでのことだ」と話し、周囲の声を意に介していないようだ。
つい先日も米メディア『ESPN』のインタビューで、現役時代の薬物使用を否定したソーサ氏。その映像からも、現役時代とはまるで別人の雰囲気であることがうかがい知れた。
2度の本塁打王獲得、マーク・マグワイア氏との歴史的な本塁打王争いなど、球史に残るスラッガーの第二の人生は何処に向かうのだろうか。
文・高橋康光