大谷翔平、1カ月ぶり復帰戦で苦手露呈し無安打「実戦形式の練習とメジャーの試合は違う」
2018/07/04
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右肘靭帯損傷で故障者リスト入りしていたロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が3日(日本時間4日)、敵地セーフコ・フィールドでのシアトル・マリナーズ戦で約1カ月ぶりに復帰。「6番・指名打者(DH)」で先発出場し、4打数無安打3三振に終わった。
大谷は、かつて埼玉西武ライオンズに所属していた先発左腕のウェイド・レブラン投手と対戦。2回の第1打席は82.5マイル(約133キロ)のカットボールに見逃し三振。4回の第2打席も初球のカットボールの前に左邪飛に倒れた。
そして、7回1死で迎えた第3打席は、カウント1-2から87.2マイル(約140キロ)の速球に手が出ず再び見逃し三振を喫した。
大谷は1-4と3点を追う9回、2死走者なしの場面で第4打席に立ち、マリナーズのクローザーである右腕エドウィン・ディアズ投手と対戦。速球とスライダーを駆使されカウント1-2となって、最後は4球目の90マイル(約145キロ)のスライダーに空振り三振を喫した。
大谷の復帰戦は4打数無安打3三振で打率を.280とした。試合前まで左投手相手には打率.143と苦手にしていたことや、約1カ月ぶりのメジャーでの試合とあって試合勘の鈍りが結果に表れてしまう形となった。
エンゼルスはそのまま1-4で敗れ2連敗。アメリカン・リーグ西地区首位のヒューストン・アストロズとの差は12.5ゲーム差に開いた。
米公式サイト『MLB.com』によると、大谷は試合後「実践形式の練習でたくさん得たものはあったが、それらとメジャーリーグの試合は違う。また明日頑張ります」とコメント。
また、エンゼルスのマイク・ソーシア監督は大谷について「(メジャーリーガーの)投球を見ていく必要がある」と話し、「彼は調子を上げてくるだろう。バットスピードはあるし、打撃練習は素晴らしかった」と、これからの復調を期待している。