“スズキ”と“ヒガシオカ”がスタメンに並んだ日、2人が持つ日系捕手以外の共通点
MLBで2~4日(日本時間3~5日)に行われたニューヨーク・ヤンキース対アトランタ・ブレーブス3連戦。両チームの先発出場ラインアップにメジャーではさほど多くない日系米国人の名前が並んだ。ブレーブスはカート・スズキ、ヤンキースはカイル・ヒガシオカの捕手2人だ。
2018/07/06
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数少ない日系メジャーリーガー
日本人メジャーリーガーは、1995年に野茂英雄が扉をこじ開けて以来、数多く誕生してきた。しかし、日系米国人のメジャーリーガーは、日系米国人として初のMLB監督となったドン・ワカマツ氏や初めてワールド・シリーズに出場したレン・サカタの名前が知られていくくらいだ。
ハワイ出身のスズキは、メジャー12年目でこれまで4球団を渡り歩いたベテラン選手である。2014年にはオールスターにも選出されている。
一方のヒガシオカは、カリフォルニア出身の日系4世。10年間にも渡る長いマイナー生活を経て、2017年にメジャー初昇格したものの、メジャー1年目はわずか9試合に出場し18打数0安打に終わった。今季は3Aで開幕を迎えたが、正捕手ゲーリー・サンチェスの故障者リスト(DL)入りに伴い6月25日にメジャー再昇格。7月1日にメジャー初安打となるソロ本塁打を放っている。
スズキとヒガシオカは、日系のメジャーリーガー捕手であること以外に、もう一つの共通点がある。ロサンゼルス・エンゼルスの本拠地カリフォルニア州オレンジ郡でアマチュア時代を送っていたことだ。