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“スズキ”と“ヒガシオカ”がスタメンに並んだ日、2人が持つ日系捕手以外の共通点

MLBで2~4日(日本時間3~5日)に行われたニューヨーク・ヤンキース対アトランタ・ブレーブス3連戦。両チームの先発出場ラインアップにメジャーではさほど多くない日系米国人の名前が並んだ。ブレーブスはカート・スズキ、ヤンキースはカイル・ヒガシオカの捕手2人だ。

2018/07/06

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スズキが語るアジア系メジャーリーガーが少ない要因

 スズキは今年5月、米公式サイト内の『Cut4』のインタビューにおいて、アジア系米国人のメジャーリーガーが少ない理由を語っている。スズキ自身もそうであったように「ロールモデルとなるアジア系の野球選手が少ないからでないか」と答えている。
 
 その上で、「もし君たちが子どもたちのあこがれる存在になれたらすごいことだよね。アジア系のメジャーリーガーはそれほど多くはないけど、もし君に才能が有れば、可能性はある。あきらめずに努力を続ければ、どんなことだって起こり得るんだ」と子どもたちにメッセージを送っている。
 
 ヤンキース対ブレーブス戦の先発に並んだ2人の日系メジャーリーガー。同時期にオレンジ郡に住んでいたが、大学全米一の称号を得たスズキと高校に入学したばかりのヒガシオカに接点があったかどうかは明らかではない。
 
 だが、同じ日系のルーツを持つ地元の英雄であったスズキが、ヒガシオカ少年の「子供達が憧れて後を追いかけるような存在」になっていたかもしれないと想像することは楽しい。
 
 
文・角谷剛

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