大谷、9回2死から四球&盗塁で逆転サヨナラ導く 今後の盗塁は「ほぼ100%セーフになるときでないと・・・」
2018/07/07
Getty Images
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が6日(日本時間7日)、本拠地で行われたロサンゼルス・ドジャース戦に「6番・指名打者」で出場。3打数無安打も最終回に四球から盗塁を決め、チームの逆転サヨナラ勝利に貢献した。
プレイボール時の気温が摂氏42度と猛暑の中行われたこの日の試合。大谷はドジャースの前田健太投手とメジャー初対決となったが、第1打席は三球三振、第2打席は遊飛と抑えられた。
第3打席も三振に倒れた大谷だったが、ドジャースの守護神ジャンセンとの対決となった9回裏2死では2球で追い込まれながらも四球を奪い出塁すると、即座に二盗を決め、悪送球の間に三塁へ進塁。フレッチャーの適時打で同点のホームを踏むと、さらにキンズラーの右前安打に失策が絡み、エンゼルスは9回裏2死から大逆転サヨナラ勝利を収めた。
このサヨナラを呼び込む走塁について大谷は試合後の記者会見で「初球に絶対に走ろうとは思っていなかったですけど、バッターとしては初球に走ってもらった方が打ちやすいですし、なるべく早いカウントで仕掛けて行くのがベストかな」と振り返った。
また、記者陣から「これからどんどん盗塁をしていこうという気持ちはあるか」と聞かれると、「盗塁のスキルはあまり高くないので、ほぼ100%セーフになれるときではないとなかなか行くタイプではないかなと思います」と回答した。
9回2死2ストライクからチームの逆転勝ちに導くプレーを見せた大谷。この日は安打こそ出なかったものの、チームの勝利に大きく貢献し、「打者大谷」の価値を見せつけた。