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禁止薬物で出場停止中のカノ―、謝意と野球への思い語る「人生で最も辛い。やっぱり野球が好き」

2018/07/10

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日本時間8月15日に復帰予定

 禁止薬物使用により、80試合の出場停止処分期間中にあるシアトル・マリナーズのロビンソン・カノー内野手。カノーの母国ドミニカ共和国では、『ディアリオ・リブレ』紙など複数メディアが、カノーの最新の会見やその復帰について報じている。
 
 先週末、出場停止期間に入って以降、初めて公の場に現れたカノーは「シアトルの街、マリナーズのファン、そして米国、ドミニカの若きプレーヤーたち、だが何よりもチームメイトに心から謝罪したい。自分のしたことから逃げたくなかった」と謝意を表した。
 
 また、薬物の使用については「医師の管理のもとで薬を服用していたのだが、自分の身体に入るものすべては、自分に責任があるのは分かっている」と述べている。
 
 そして、「祖父の死を別とすれば、今回の件は私の人生で最も辛いこととなった。やっぱり野球が好きだ。私にとって野球は全てだ。自由な時間がある、ゲームから遠ざかるというのは気分のいいものではない。チームメイトを励ますのにベンチにもいられないというのは何より困難な状況だ」と野球への思いを吐露。
 
 5月15日(日本時間16日)から始まった処分期間は、あと1カ月足らずで終了する。マリナーズのジェリー・ディポートGMは、8月1日(同2日)からカノーはマイナーリーグで始動し、14日(同15日)に復帰予定ということを公言している。
 
 カノーは、現在、本拠地セーフコ・フィールド外でトレーニングを続けているが、チームがオールスターゲーム休暇に入る前に、より良いトレーニング環境を求め母国ドミニカ共和国へと移り、マリナーズが現地に所有する施設でトレーニングを行うようだ。
 
 今季のMLB最大のスキャンダルの一つと言ってもいい、カノーの禁止薬物使用。ただ、皮肉なことにカノーの離脱以降も、マリナーズはその不在を感じさせずに首位争いを繰り広げている。
 
 復帰への青写真は着々と進んでいるようだが、カノーの復帰は果たしてチームにとって追い風になるのか、それとも新たな障害を生むことになるのか。動向が注目される。



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