カーショウ“エースの貫禄”6回無失点 通算2000投球回に「もっと早く達成すべきだった」
2018/07/10
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三塁踏ませず…得意のパドレス戦で本領発揮
ロサンゼルス・ドジャースのエース、クレイトン・カーショウ投手が9日(日本時間10日)、敵地ペトコ・パークで行われたサンディエゴ・パドレス戦に先発し、6回無失点の好投で3勝目を挙げた。
腰の張りで6月1日(同2日)に故障者リスト入りし、同月23日(同24日)に復帰後これが4戦目となったカーショウ。初回に1四球を与えるも無失点で切り抜けると、2回以降打たれた安打はわずか2本。
最速92.3マイル(約149キロ)の速球とスライダー、カーブを駆使しながら三塁を踏ませない力強い投球を見せた。
カーショウはこの日6回89球(ストライク60球)を投げて被安打2、与死球1、奪三振5、無失点の好投。2回を投げ終えた時点で通算2000投球回も達成した。
チームも8-2で勝利し、カーショウは今季3勝目を挙げている。
米公式サイト『MLB.com』によると、カーショウはこれで2013年9月以降パドレス戦で13先発10勝0敗、防御率0.89となった。
試合後、カーショウは自身の2000投球回達成について「もっと早く達成すべきだった」と話しながらも「達成できて良かった。長い回を投げるのは好きだからね」と喜びを語った。
そして、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も「彼はリズムを持って投球していたし、スライダーは最高のものだった。速球の制球も良く、ストレスを感じることもなかっただろう」とエースの“らしい”好投を絶賛。
ナショナル・リーグ西地区2位のドジャースは、この日試合の無かった同地区首位のアリゾナ・ダイヤモンドバックスとの差を0.5ゲームに縮めている。エースの復活によってメンバーが揃いだし、波に乗るドジャース。このままの勢いで首位を奪取し、前半を折り返すことはできるだろうか。