田中、同点弾浴び8勝目ならずも粘投光る ヤンキースはリリーフが勝ち越し許し敗戦
2018/07/16
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シーズン前半戦最終登板
ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が15日(日本時間16日)、敵地プログレッシブ・フィールドでのクリーブランド・インディアンス戦に先発登板し、7回途中2失点で8勝目はならなかった。
両太もも裏を痛めて復帰2戦目、中4日でのマウンドとなった田中は、この日先発としては初めて日系4世のカイル・ヒガシオカ捕手とバッテリーを組んだ。
田中は初回、わずか9球で3者凡退に抑える立ち上がりを見せると、2回も2死からジェイソン・キプニス内野手に右前安打を許したが、無失点に抑える。
3回、アーロン・ヒックス外野手の先制タイムロー安打によって1点の援護をもらった田中は、8番から始まるインディアンス打線に対しこの日2度目の3者凡退の好投。
ヤンキースは4回にもニール・ウォーカー内野手の第3号ソロ本塁打によって2-0とリードを広げることに成功。しかし、直後に田中は試合前まで打率.455と苦手のエンカルナシオンに81.6マイル(約131キロ)のスライダーを完璧に捉えられ、レフトへ第22号2ラン本塁打を浴びてしまい、2-2の同点に追いつかれてしまった。
その後5回、6回と先頭打者の出塁を許すも無失点でしのいだ田中は、5月3日(同4日)以来となる7回のマウンドに登った。先頭の6番キプニスに中前安打を許したが、続くペレスが試みたバントを田中がさばき、二塁へ送球して走者封殺。1死一塁として、ここでアーロン・ブーン監督が投手交代を告げ、田中は降板することとなった。
田中はこの日6回1/3、77球(ストライク54球)を投げ被安打6、与四球1、奪三振5、失点2の成績で防御率は4.54。好投したものの、今季8勝目はならなかった。
ヤンキースは、8回に2番手のチャド・グリーン投手が、マイケル・ブラントリー外野手に勝ち越しソロ本塁打を浴びるなどこの回3失点。そのまま2-5で敗れ、連勝はならなかった。