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MLB球宴ホームランダービー、地元の英雄ハーパーが初優勝! 父と45本の放物線描く

2018/07/17

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決勝は“延長戦”で劇的ドラマ

 決勝はシュワーバーとハーパーの一戦となった。シュワーバーは1回戦から16本、21本の計37本。一方のハーパーは13本、準決勝も13本で計23本。ともに後攻で先攻の本数を上回ったところで終了したため、体力的な問題はない。
 
 決勝、シュワーバーの先攻で始まった。シュワーバーは開始15秒で1本目を放つと、5本目を放ったところで440フィートの本塁打を2本放ったため30秒ボーナス獲得。ここで2分50秒を残し1回目の休憩に入り、45秒の休憩後は低い打球が目立ち4本にとどまり、ここまで9本。
 
 残り1分49秒の時点で2回目の休憩に入り、その後はリズムを取戻し本塁打を量産。8本を放ち、レギュレーション4分間内では計17本となった。そして、30秒のボーナスでは1本を放って最終記録は18本(最長飛距離は453フィート=約138メートル)後攻のハーパーにプレッシャーをかけることとなった。
 
 後攻のハーパーは、開始29秒で1本目を放つと、4本を放ったところで1回目の休憩。この時点で残り時間は2分38秒。休憩明けは5本目から3本連続でスタンドインさせると、9本としたところで2回目の休憩に入り、残り時間は1分20秒となった。
 
 投手を務める父親の体力が心配される中、2回目の休憩明けはここぞとばかりに本塁打を量産。なんと80秒で9本を放つハイペースで一気にシュワーバーの18本に追いついた。そして、30秒ボーナスでセンター右へ434フィート(約132.2メートル)の一発を放りこんで優勝を決めた。決まった瞬間、ハーパーは父の元へ駆け寄り喜びを爆発させ、地元の大歓声に応えた。
 
 本拠地開催のホームランダービーで優勝するのは、ライン・サンドバーグ氏、トッド・フレイジャー以来、ハーパーが史上3人目となった。

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