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MLB屈指の捕手モリーナ、プレーイングマネジャーの可能性。候補浮上に前向きコメント「非常にありがたい」

2018/07/18

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 MLBに近い将来プレーイングマネジャーが誕生するかもしれない。球界を代表する捕手の一人、セントルイス・カージナルスのヤディアー・モリーナ捕手がその可能性についてコメントを出している。米国のスペイン語圏向けメディア『ESPNデポルテス』が17日(日本時間18日)報じた。
 
 カージナルスは14日(同15日)、マイク・マシーニー監督の解任を発表し、現在はマイク・シルトベンチコーチが監督代行を務めているという状況だ。9度目のオールスターゲームに参戦中のモリーナは、多くのメディアに取り囲まれる中、自身のプレーイングマネジャー就任についての質問が向けられた。
 
 モリーナは「どんな選手にとっても監督になるというのは夢だと思う。私自身は何にも扉を閉ざしていない、オープンな状態だ。もちろん、家族といるのが一番大事な時間だ。だが、その時が来れば考える」と述べている。
 
 さらに「野球に携わるのが好きだ。今は選手であることに集中しているし、チームの勝利に貢献することを考えている。それでも、人々が(監督候補に)私の名を考えてくれているというのは非常にありがたいものだ」と続けている。
 
 8度のゴールドグラブ受賞を誇る36歳は、自身の役割について「多くの選手たちが私をリスペクトしてくれて、私に全てを話してくれる。私の経験を活かし、皆をサポートし、全てがよりイージーに運ぶようやっていきたいんだ」と語る。
 
 モリーナの捕手というグラウンド内における監督としての能力の高さは誰もが知るところ。そして、本人のコメントも監督という仕事にも前向きな印象だ。ただ、近年、MLBではプレーイングマネジャーという存在は珍しく、1986年のピート・ローズ氏(シンシナティ・レッズ)以来登場していない。
 
 今年初めに2020年シーズンでの現役引退を表明しているモリーナ。残された現役期間は約2シーズン半だ。果たしてプレーイングマネジャー、”モリーナ監督”の誕生はあるのだろうか。
 
 
文・高橋康光



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