メッツ傘下2Aの元NFL選手ティーボウがDL入り 試合中に右手負傷「スイングができない状態」
2018/07/23
Getty Images
アメリカンフットボールの元スタープレーヤーが、MLB挑戦していることで話題になっているティム・ティーボウ外野手(ニューヨーク・メッツ傘下2Aビンガムトン)が負傷により故障者リスト(DL)に入り、悲願のメジャー昇格から一歩遠ざかってしまった。米国メディア『ESPN』が報じている。
同メディアによると、ティーボウは7月20日(日本時間21日)の対トレントン戦で右手を負傷。翌日に故障者リスト入りした。
チームのルイス・ロハス監督は「まだ我々はレントゲン写真とMRIの結果を手にしていない」と述べ、「彼はチームにとって重要な選手のひとりであるが、スイングができない状態だ。チーム、メディカルスタッフは一刻も早くニューヨークへ向かうよう彼に要求している。我々は負傷の要因を見つけなければならない」と続けた。
大学アメリカンフットボール界で最高の栄誉とされるハイズマン賞を受賞し、鳴り物入りでNFLに進むも思うように結果が残せずに、2016年にMLB進出宣言をしたティーボウ。
2017年シーズンは1Aで過ごし、今シーズンは2Aに昇格。まもなく31歳になるが、順調に野球にも順応し、先日開催された2Aのオールスターゲームにも選出されていた。
ティーボウは、故障者リスト入りの時点で84試合に出場し、打率.273、6本塁打、36打点とまずまずの成績をマーク。現在ナショナル・リーグ東地区で最下位に沈むチーム事情もあり、メジャー昇格の可能性も示唆されていただけに、非常に残念な負傷となってしまった。