カージナルス右腕、デビュー戦で7回無安打の快投 初勝利消えるもチーム巻き返しの新戦力に
2018/07/24
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セントルイス・カージナルスのルーキー、ダニエル・ポンセデレオン投手が23日(日本時間24日)、敵地グレート・アメリカンボールパークでのシンシナティ・レッズ戦でメジャー初登板初先発を果たし、7回無安打の好投を見せた。
ポンセデレオンは、初回を右直、左直、二ゴロで3者凡退に抑えると、2回はエウヘニオ・スアレス内野手からメジャー初三振を奪うなど2三振を記録。初四球も記録したが、後続を断って無失点で切り抜けた。
その後のイニングも、最速95.5マイル(約154キロ)の速球とスライダー、カーブ、チェンジアップを駆使して打たせて取るスタイルで打者を次々に打ち取っていく。
6回にヤディア―・モリーナ捕手のタイムリー安打によって援護点をもらったポンセデレオンは、7回を投げ終えたところで球数が116球(ストライク75球)に達したこともあり降板を余儀なくされたが、無安打、与四球3、奪三振3の快投。フライアウト12個を積み上げる見事な投球を披露した。
カーディナルスは、8回に2番手のジョーダン・ヒックス投手が安打を打たれて継投でのノーヒットノーランはなくなり、9回に3番手のバド・ノリス投手が2死からスアレスにソロ本塁打を浴び同点。あと1人というところでポンセデレオンの初勝利が消滅した。
さらにノリスは満塁のピンチを背負うと、最後はディルソン・ヘレーラ内野手にサヨナラタイムリー安打を浴び、カーディナルスは1-2で逆転負けを喫した。
初勝利はならなかった26歳のポンセデレオンだったが、前日終了時までナショナル・リーグ中地区4位に沈んでいるチームにとって、巻き返しへ大きな戦力になりそうだ。