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普段はガラガラ…アスレチックス本拠地戦、人気交流戦で今季MLB最多観客動員を記録。意外な好調も影響か

2018/07/24

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過熱が期待されるサンフランシスコ・ベイエリアの野球熱

 人気交流戦シリーズとはいえ、過去最高の観客動員数は、アスレチックスの今季の意外ともいえる好調ぶりにファンの関心が高まっている背景があると言える。
 
 アスレチックスは現在57勝43敗で勝率.570。アメリカン・リーグ西地区3位、ワイルドカード争いでも2位シアトル・マリナーズからゲーム差3で3位と、プレーオフ進出も十分に狙える位置にある。
 
 超満員となった21日の試合は、延長11回でアスレチックスがサヨナラ勝ち(4-3)、翌22日も延長10回でサヨナラ勝ち(6-5)と、2試合連続で延長1点差サヨナラ勝ちという奇跡を演じ、ファンの期待に応えている。
 
 昨季まで3年連続でア・リーグ西地区最下位だったアスレチックス。チームの再建は未だ途上にあると見られており、今季開幕前にアスレチックスのプレーオフ進出を予想する声はほぼ皆無だった。米野球専門サイト『ファングラフス』は、開幕時点でアスレチックスがワイルドカードに進む確率を9.2%としていたが、現在は29.5%まで上方修正した。
 
 アスレチックスは直近10試合で8勝2敗。21日にはニューヨーク・メッツから2016年度セーブ王のジェウリス・ファミリア投手をトレードで獲得して、戦力はさらに充実しつつある。
 
 一方のジャイアンツは現在勝率.505。ナショナル・リーグのワイルドカード争いでは2位アトランタ・ブレーブスからゲーム差4.5で5位と、やや苦しいながらもプレーオフ進出にはまだ望みをつないでいる。
 
 アスレチックスとジャイアンツの両チームがともに調子をさらに上げ、1989年以来となるワールドシリーズでのベイブリッジ・シリーズ実現可能性が現実味を帯びるようなことがあれば、サンフランシスコ・ベイエリアのメジャーリーグ熱はますます高まっていくだろう。
 
 
文・角谷剛

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