ブルージェイズの呉昇桓、ロッキーズへトレード間近 かつては阪神でプレー、米公式サイト伝える
2018/07/26
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ウエーバー公示前のトレード期限が7月31日(日本時間8月1日)に迫る中、トロント・ブルージェイズの呉昇桓投手がトレード移籍すると伝えられている。コロラド・ロッキーズと契約間近だという。米公式サイト『MLB.com』が25日(日本時間26日)に報じている。
呉昇桓は、韓国球界から日本プロ野球・阪神タイガースを経て、2016年にセントルイス・カージナルスに移籍。同年にメジャーデビューを果たし、76試合で6勝3敗、防御率1.92、79回2/3を投げ103奪三振の成績。「石直球」と呼ばれる伸びのある直球を生かし、シーズン途中から抑えを任されるなど大躍進した。
17年は62試合に登板し、防御率4.10と不調。しかし、ブルージェイズに入団した今季は復調の兆しを見せ、24日終了時点で48試合に登板し、4勝3敗、防御率2.86、47回を投げ55奪三振の成績となっている。
呉昇桓の獲得が伝えられているロッキーズのブルペン事情は深刻だ。リリーフ投手の5人がそれぞれ35試合に登板しているが、そのうち4人が防御率4.50以上と壊滅状態。呉昇桓の移籍でブルペン陣立て直しの起爆剤となることが期待される。
『MLB.com』によると、ロッキーズはマイナーでプレーするチャド・スパンバーガーとショーン・ブチャードの一塁手2人をブルージェイズにトレードするという。