インディアンス、ハーパー獲得を検討か 米公式サイト報じる
2018/07/31
Getty Images
クリーブランド・インディアンスがワシントン・ナショナルズのブライス・ハーパー外野手の獲得を検討しているもようだ。米公式サイト『MLB.com』が30日(日本時間31日)、消息筋の話として伝えた。
MLBを代表する若きスーパースターにトレード移籍の可能性がささやかれている。
ハーパーは、2012年にナショナルズでメジャーデビュー。打率.270、22本塁打、59打点、18盗塁と当時19歳とは思えない成績を残して新人王を獲得した。2015年は打率.330、42本塁打、99打点の成績で満票での成績を残して満票で最優秀選手(MVP)を受賞した。
今季は29日(日本時間30日)終了時点で103試合に出場し、打率.220、25本塁打、62打点。打率は低いがパワーは健在で、オールスターのホームランダービーで優勝を飾り、ナショナル・リーグの本塁打王争いにも絡んでいる。
インディアンスは現在アメリカン・リーグ中地区首位を独走しているが、外野手陣のパワー不足は深刻だ。マイケル・ブラントリー外野手(12本塁打)を除くと、全員が5本塁打以下と低迷している。また、故障明けの選手が多く、けががなく今季ほぼ欠場なしのハーパーを獲得すれば、チームが抱える弱点を解消できる。
地区優勝はほぼ確実だが、ポストシーズンに向けての起爆剤も欲しいところ。ハーパーの移籍が実現すれば、1948年以来遠ざかっているワールドチャンピオンへ大きなプラスになるに違いない。