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前田健太、制球難で8勝目またもお預け 5回途中4失点で10戦ぶり100球超える

2018/07/31

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立ち上がりからアウト取れず失点。3回は2死から走者溜め被弾

 ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が30日(日本時間31日)、本拠地ドジャー・スタジアムでのミルウォーキー・ブリュワーズ戦に先発登板し、5回途中4失点で8勝目はならなかった。
 
 前回登板のフィラデルフィア・フィリーズ戦で7回4失点だった前田は、中5日を置いてのマウンド。今季8勝目を狙って試合に臨んだ。
 
 立ち上がりの初回、前田は先頭打者のクリスチャン・イェリッチ外野手に対して91.3マイル(約147キロ)の速球を投げ込むもセンター右への二塁打を打たれ、いきなりピンチを背負ってしまう。続くマイク・ムスタカス内野手には四球を与えて一、二塁となり、ここで打席に迎えたのは3番のロレンゾ・ケイン外野手。
 
 ケインには速球を中前に弾き返され無死満塁とされると、トラビス・ショウ内野手には86.9マイル(約140キロ)のスライダーを右前タイムリー安打を浴びて先制点を許した。
 
 未だ1つもアウトを取れず、なおも満塁のピンチで、ライアン・ブラウン外野手はフルカウントから内角高めの速球で空振り三振。ようやく1つ目のアウトを取った。エリック・テームズ内野手には、初球に大きな飛球のファールを打たれヒヤリとしたが、最後は速球で右寄りに守っていたショートによって遊飛に抑える。そして、続くマニー・ピーニャ捕手を粘られながらも85.8マイル(約138キロ)のチェンジアップで右飛に打ち取って3アウト。初回から無死満塁のピンチを背負ったが、34球を要す粘りの投球で1失点でしのいだ。
 
 初回に多く球数を放った分、以降のイニングは少なくしていきたいところで迎えた2回。しかし、球場内の停電により22分間の中断を余儀なくされる。試合が再開し、前田は先頭の8番オーランド・アルシア内野手を速球で中飛に抑えると、続く投手のフレディ・ペラルタはスライダーで空振り三振。最後はイェリッチをチェンジアップで三ゴロ、サードのクリス・テイラー内野手の好守が光って、この回は15球で3者凡退に抑えた。
 
 3回の前田は、先頭の2番ムスタカスを2球目の速球で左直で打ち取り、ケインはスライダーで右直。難なく2アウトを取った後、初回に先制タイムリー安打を浴びたショウには四球を与え、続くブラウンにはスライダーでボテボテのゴロを打たせたが、左寄りシフトによって空いた一、二塁間を打球が抜けて右前安打となり、走者が2人溜めることになった。
 
 ここで打席にテームズを迎えると、カウント0-1からの2球目、高めの速球を捉えられ、打球はセンター左のスタンドに飛び込む3ラン本塁打となった。続くピーニャにはスライダーを中前安打にされ再び走者を許したが、後続のアルシアはスライダーで空振り三振に打ち取って失点を防いだ。しかし、この回テームズの3ラン本塁打によって、0-4とリードを広げられ苦しい展開になった。

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