ジャイアンツに痛手、エース格右腕にトミー・ジョン手術の可能性
2018/08/01
Getty Images
大混戦のナショナル・リーグ西地区で首位追撃を狙うサンフランシスコ・ジャイアンツが手痛い打撃を受けそうだ。エース格の右腕ジョニー・クエト投手が靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けることが濃厚だと、米メディア『ESPNデポルテス』が7月31日(日本時間8月1日)に報じている。
ジャイアンツのブルース・ボウチー監督は7月30日(同31日)のサンディエゴ・パドレス戦の試合前、クエトがトミー・ジョン手術に踏み切る可能性は「非常に高い」と言及。クリス・ストラットン投手をクエトの代わりにローテーション入りさせることを明言した。
今季のクエトは、開幕から5試合に先発して3勝0敗、防御率0.84と好調なスタートを切ったが、4月28日のロサンゼルス・ドジャース戦を最後に右ヒジの不調により故障者リスト(DL)に入った。その時点では手術の必要性ないということでボウチー監督も安どしていた。
約2カ月の離脱を経て、7月5日の対セントルイス・カーディナルス戦で復帰。だが、7月は計4試合に先発し0勝2敗、防御率6.84と復調の兆しが見えず、30日に再びDL入りしたところだった。
ジャイアンツは7月終了時点で地区4位だが、首位ロサンゼルス・ドジャースとは5.5ゲーム差と十分に逆転可能な位置につけているだけに、クエトの離脱はあまりにも痛いニュースであろう。しかもトミー・ジョン手術となれば来季の離脱もほぼ確実と来期のなってしまう。6年1億3000万ドルという大型契約の3シーズン目、32歳の右腕にとって大きな決断が迫られている。