王者アストロズ、マリナーズとの首位攻防に勝ち越し!「敵地で勢いを失うわけにはいかない」
2018/08/02
ゴンザレスの2打席連続弾など15安打8得点
ヒューストン・アストロズが1日(日本時間2日)、敵地セーフコ・フィールドでのシアトル・マリナーズ戦で勝利。アメリカン・リーグ西地区の首位攻防3連戦に2勝1敗で勝ち越した。
昨季のワールドチャンピオンで、今季も地区首位を快走するアストロズが、1勝1敗で迎えたマリナーズとの3連戦の最終戦で本領を発揮した。
元埼玉西武ライオンズでマリナーズ先発のウェイド・レブラン投手に対して、2回に7番のマーウィン・ゴンザレス内野手が先制ソロ本塁打を放つと、ジェイク・マリスニック外野手も2ラン本塁打を放って3得点を挙げる。
直後に2点を返されたが、4回にゴンザレスが2打席連発となる第8号ソロ本塁打を放って再び2点差に。アストロズはその後もジョシュ・レディック外野手のタイムリー安打、マックス・スタッシ捕手の3ラン本塁打で加点し5回を終えて8-2と試合を優位に運んだ。なお、ゴンザレスの本塁打は球団の公式ツイッターでも紹介されている。
投げては、先発のダラス・カイケル投手が7回3失点の好投。後続のリリーフ陣も無失点で繋いで8-3で勝利を収めた。
一方のマリナーズは、6回にネルソン・クルーズ外野手が第26号ソロ本塁打を放って反撃したが、終盤3イニングは打線が繋がらなかった。
勝ったアストロズは首位攻防3連戦を2勝1敗で勝ち越し、マリナーズとのゲーム差を5.0ゲームに広げ、逆にマリナーズは2連勝の3位オークランド・アスレチックスにゲーム差なしで並ばれた。
米公式サイト『MLB.com』によれば、ここ6試合で5勝1敗と好調のカイケルは「シーズンが激しくなることは分かっている」と話し、「ここで勝利を得るのは大きなものだった。地区では十分な勝利を積み重ねられているし、良いプレーができている。特に、敵地では勢いを失うわけにはいかない」と首位を快走する中でも気を引き締めるコメントを残した。
アストロズのA.J.ヒンチ監督も「本当に良い打席を続けてくれた。大きなスイングでかっ飛ばしてくれたね。相手に多くのダメージを与えることができた」と15安打で8得点を生んだ打線を称賛している。
アストロズはこの後1日オフを挟んで、敵地でロサンゼルス・ドジャース、サンフランシスコ・ジャイアンツと対戦し、9日(同10日)から今度は本拠地で再びマリナーズと対戦する。