「圧巻」の投球の裏側にあった1球の「ヒヤリ」 上原浩治の今季初登板
左太もも裏を痛め故障者リストで開幕を迎えた上原浩治が今季初登板。見事な投球内容で昨年8月以来のセーブを飾ったが、フェンウェイ・パークのファンが思わず肝を冷やす場面もあった。
2015/04/16
Getty Images
指揮官も上原の投球内容に安堵
この1球を除くと上原の投球は文句なしだった。
「コウジは復帰してきて、過去何度も見せてくれたパフォーマンスを今夜も演じてくれた」とジョン・ファレル監督も満足そうだった。
開幕を故障者リストで迎えた上原は、復帰前の1Aでの唯一のリハビリ登板でも精彩を欠いただけに、この日の投球は首脳陣に安堵をもたらすものだったといえよう。
「彼の投球フォームにはエネルギーが満ち溢れていた、最後の速球はキャンプでのものとは別物だった。スプリットもしっかり落ちていたしね。まさしくコウジの投球だったよ」(ファレル監督)
上原の復帰を待ちわびていたのは「レッドソックス・ネイション」と呼ばれる忠誠心溢れるファン達も同様だ。上原がマウンドに上がると、フェンウェイを埋めた観衆は喝采で彼を迎えた。
「大歓声はもちろん聞こえました、でも投球に集中するよう努めました」と上原は語っていた。
なお今回の復帰登板に関して、他紙は『MLB.com』同様に卓越した投球に加え「あわや」もセットで報道しているケースが多く、地元紙『ボストン・ヘラルド』も「初のセーブ機会はあやうくぶっ飛ぶところだった」と報じている。
出典:“Koji’s return features nasty splitter, one minor scare”@ MLB.com by Ian Browne in Apr.15th 2015
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