ナショナルズ、チーム若返りへマーフィーら主力選手を放出
2018/08/22
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ワシントン・ナショナルズがチーム再建に踏み切った。
21日(日本時間22日)、主力打者のダニエル・マーフィー二塁手とマット・アダムス一塁手をそれぞれシカゴ・カブス、セントルイス・カージナルスへウェーバー公示でのトレードで放出したと発表。昨季地区優勝チームの解体が一気に進んだ。
ナショナルズは同日現在、62勝63敗で勝率.496。ナ・リーグ中地区3位と低迷している。今季の上位浮上を諦め、来季以降のために主力選手と若手有望株をトレードし、チームの若返りを図る決断を下したようだ。
球界屈指の強打の二塁手・マーフィーは今季、右膝の手術の影響で出遅れた。だか、今季成績は打率.300を記録するなど調子を上げてきている。ポストシーズンに強いことでも知られており、ワールドチャンピオンを目指すカブスにとっては最適の補強になったといえるだろう。
アダムスは29歳のスラッガー。今季は18本塁打を放っており、メインの一塁だけでなく左翼も守ることができる。昨季途中までカージナルスに所属しており、古巣に戻る形となった。
また、米公式サイト『MLB.com』によると、チームの顔ともいえるブライス・ハーパー外野手も放出の可能性があったという。チームにはフアン・ソト外野手など若手の代頭もあり、今回の積極的なトレードは来季以降のチームの強化につながる可能性は大きい。