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田中将大、4度目挑戦も叶わなかった10勝目 本人は前向き「全て良い方向に進んでいる」

2018/08/22

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 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が21日(日本時間22日)、敵地マーリンズ・パークでのマイアミ・マーリンズ戦に先発登板し、6回1失点と好投したが勝ち星は付かず。チームは延長12回の末に勝利した。
 
 中4日でマウンドに登った田中は、序盤3回までを無失点に抑える上々の立ち上がり。打線も4回にニール・ウォーカー内野手の右前タイムリー安打で1点を先制した。
 
 しかし5回、田中は先頭のオースティン・ディーン外野手にソロ本塁打を浴び、1-1の同点とされてしまう。田中の被本塁打は今季21試合で23本目となったが、失点はこの1点のみ。6回を3者凡退に打ち取った田中はここで降板し、この日は6回82球(ストライク55球)を投げて被安打4、与四球1、奪三振4、失点1の成績で防御率は3.90。デビューから5年連続2桁勝利となる10勝目は4度目の挑戦でも叶わなかった。
 
 ヤンキースは延長12回、1死満塁と絶好のチャンスを迎え、ミゲル・アンドゥーハー内野手がレフトへ犠飛を放ち勝ち越しに成功。直後の守備では、2死一塁からカイル・ヒガシオカ捕手が一塁走者の盗塁を刺して3アウト。ヤンキースが2-1で勝利を収めた。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、田中は試合後「調子は良かった。全て良い方向に進んでいると思う」と通訳を介してコメント。マーリンズ戦はこの日でキャリア3戦目だったが「過去の2試合より良かったし、次回の登板ではさらに改善していける」と手応えを口にした。
 
 チームはこれで4連勝。アメリカン・リーグ東地区では2位の状況は続いているが、この日敗れ3連敗となった首位のボストン・レッドソックスとの差は8.0ゲーム差に縮まっている。ヤンキースは残り37試合。厳しい状況ながらも、前を向いて戦いを続けていく。



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