田中、前半は粘投も後半崩れ7回4失点 自身5年連続2ケタ勝利は5度目の挑戦も叶わず
2018/08/28
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試練の中盤。自身のエラーも絡み、満塁のピンチで踏ん張れず
2点の援護をもらった田中は、5回にエンゲルにこの日2本目となる安打を許したが、後続を抑えて無失点。勝利投手の権利を得る。しかし、6回は再び試練のイニングとなった。1死から安打とこの日初めての四球で一、二塁とすると、ナルバエズには三塁線へのゴロを捕球した田中が一塁へ悪送球。
満塁となって、ここでモンカダに初球の90.3マイル(約145キロ)のシンカーを右中間へ運ばれ、2点タイムリー二塁打となって2-2の同点とされてしまう。なおも二、三塁とピンチは続き、ニッキー・デルモニコ外野手に犠飛を打たれて2-3と逆転を許した。
6回まで89球を投げた田中は、7回もマウンドへ。先頭のサンチェスにスプリットを左前へ巧く打たれると、レフトのシェーン・ロビンソン外野手がこの打球を後逸し、無死二塁と再び得点圏に走者を置く。そして、続くアンダーソンにはライトを越えるタイムリー二塁打を浴びて失点。10日(同11日)のテキサス・レンジャーズ戦で6失点して以来となる4失点以上を喫した。
田中はこの回で降板し、この日は7回98球(ストライク71球)を投げて被安打は今季ワーストの10、与四球1、与死球1、奪三振7、失点4の成績で、防御率は3.97となった。5度目の挑戦となった自身5年連続2ケタ勝利はならなかった。