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大谷翔平、豪快一発含む2戦ぶりマルチ安打 エンゼルスはシーソーゲーム制し連敗ストップ

2018/08/28

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が27日(日本時間28日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのコロラド・ロッキーズ戦に「4番・指名打者」で先発出場。第2打席の3ラン本塁打に続き、第4打席でも逆転に繋がる左前安打を放ってチームの逆転勝利に貢献した。
 
 2試合ぶりに先発メンバーに名を連ねた大谷は、この日はロッキーズのエース右腕ジョン・グレイ投手との対戦。先頭打者で迎えた2回の第1打席では左直。その後、チームは2点を先制されたが、4回に反撃を仕掛ける。
 
 2連打と盗塁を絡めて無死一、三塁とすると、3番のマイク・トラウトが右前へタイムリー安打を放ちまず1点。なおも二、三塁で、第2打席の大谷がグレイの93.7マイル(約151キロ)の速球を捉えてセンター左への第15号逆転3ラン本塁打。大谷の本塁打は25日(同26日)以来2試合ぶりで、4番として先発した試合では2試合連続の本塁打となった。
 
 4連打で4-2と逆転したエンゼルスは、6回にもトラウトがレフトのポール際へ第31号ソロ本塁打を放ち、その差を3点に広げる。
 
 しかし、終盤にエンゼルスのリリーフ陣にロッキーズ打線が再び襲い掛かる。7回に1失点し2点差に迫られると、8回には6番手のジム・ジョンソンがD.J.ラメイヒュー内野手に満塁本塁打を浴びて5-7と逆転を許してしまった。
 
 6回の第3打席で投ゴロに打ち取られた大谷は、8回無死一塁の場面で第4打席を迎え、ロッキーズ3番手の右腕アダム・オッタビーノ投手と対戦。カウント1-2と追い込まれてからの5球目、外角の93.1マイル(約150キロ)の速球に合わせるようにバットを出して弾き返した打球は、左前へポトリと落ちる安打。本塁打と同様、これで2試合ぶりの複数安打となった。
 
 一、二塁とチャンスは広がり、続く5番のアルバート・プホルス内野手は四球を選んで満塁。そして、アンドレルトン・シモンズ内野手の犠飛で1点差とすると、その後再び満塁となって、ロッキーズはたまらず4番手として元阪神タイガースの呉昇桓投手を起用。打席のエリック・ヤングJr.外野手は呉に対してフルカウントから90.9マイル(約146キロ)の速球を中前へ弾き返し、大谷ら2者が生還して8-7と再逆転に成功した。
 
 さらに満塁からデビッド・フレッチャー内野手の遊ゴロを捕球したトレバー・ストーリー内野手が一塁へ悪送球。この間に2点が入り10-7とした。続くトラウトは四球を選んで、満塁で大谷が第5打席に入る。大谷は、初球の速球を引っ張り込んであわや満塁本塁打という大飛球を放ったがファール。その後0-2と追い込まれ、最後は内角いっぱいの速球に見逃し三振を喫した。大谷はこの日、5打数2安打(1本塁打)3打点で打率を.276とした。
 
 3点のリードを得たエンゼルスは、7番手のノエ・ラミレス投手が9回を無失点に抑えて10-7で勝利。連敗を「6」でストップさせた。



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