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田中将大“6度目の正直”で7月以来の今季10勝目! 黒田氏以来メジャー5年連続2ケタ勝利

2018/09/02

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 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が1日(日本時間2日)、本拠地ヤンキー・スタジアムでのデトロイト・タイガース戦に先発登板し、7回1失点の好投。自身メジャー5年連続2ケタ勝利となる10勝目を飾った。
 
 前回登板の8月27日(同28日)から中4日でマウンドに登った田中は初回、いきなり無死満塁のピンチを背負うと、4番の指名打者ビクター・マルティネスに犠飛を打たれ先制点を許す。しかし、その後は3回まで安打を許さず無失点。そして、4回と5回も走者を背負いながらも無失点に抑え前半を投げ終えた。
 
 田中の好投に応えたいヤンキース打線は、5回に1死一塁から6番のグレイバー・トーレス内野手がタイガース先発のダニエル・ノリス投手からレフトスタンドへ2ラン本塁打を放ち、2-1とついに逆転に成功した。
 
 1点のリードをもらった田中は、6回を3者凡退に抑えたが、7回に試練を迎える。先頭のグレイソン・グレイナー捕手に速球をライトへ二塁打とされ無死二塁のピンチを背負うと、続くジャコビー・ジョーンズ外野手にもスライダーを中前に運ばれ一、三塁。
 
 直後にジョーンズが盗塁を成功させ二、三塁とされるが、ここからダーウェル・ルーゴ内野手をスライダーで一ゴロ、マイキー・マトック外野手はスプリットで空振り三振として2アウトを取る。最後はジム・アドゥチ内野手に対して、速球がこの日最速となる94.7マイル(約152キロ)を計測するなどエンジン全開。そしてフルカウントから89.3マイル(約144キロ)のスプリットで空振り三振に仕留め無失点で切り抜けた。
 
 田中はこの日、7回96球(ストライク67球)を投げ被安打7、与四球1、奪三振6、失点1の好投で防御率は3.83。今季10勝目の権利を手にしてマウンドをリリーフ陣に託した。
 
 ヤンキースは、8回に2番手ジョナサン・ホルダー投手が無失点に抑え、9回には3番手デリン・ベタンセス投手が2死から安打を許したものの、最後の打者を二ゴロに打ち取って2-1で勝利。トレースの本塁打とアーロン・ヒックス外野手の内野安打による、わずか2安打での勝ち星となった。
 
 そして先発の田中は7月31日(同8月1日)以来となる10勝目。6度目の正直で自身メジャーデビューから5年連続2ケタ勝利となった。日本人投手でメジャー5年連続2ケタ勝利を達成したのは、黒田博樹氏(2010年~2014年)以来の快挙。

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