平野、65試合目の登板で1回パーフェクト Dバックスは逆転サヨナラ負けで3位に沈む
2018/09/03
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アリゾナ・ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手が2日(日本時間3日)、敵地ドジャー・スタジアムでのロサンゼルス・ドジャース戦にリリーフ登板し、1回をパーフェクトに抑える好投。しかし、チームは逆転サヨナラ負けを喫し地区3位に陥落した。
ナショナル・リーグ西地区首位攻防4連戦の4戦目は、4回まで0-0と緊迫した展開となり、5回にドジャースがマックス・マンシー内野手の第31号ソロ本塁打で1点を先制。それに対してダイヤモンドバックスも7回にアレックス・アビラ捕手の犠飛で同点に追い付く。直後の守りでダイヤモンドバックスは1死一塁のピンチを迎え、ここで平野が5番手として登板。
今季65試合目の登板となった平野は、代打のデビッド・フリース内野手をカウント1-2から83.5マイル(約134キロ)のスプリットで空振り三振に仕留めると、続く2番のジャスティン・ターナー内野手を初球の82.5マイル(約133キロ)のカーブで二飛に打ち取り無失点で切り抜けることに成功した。
平野は8回のマウンドにも登り、3番のマニー・マチャド内野手をカウント2-1から92.4マイル(約149キロ)の速球で左飛に抑え、ここでお役御免。後続を6番手のアンドリュー・チェイフィン投手に託し、チェイフィンも2者連続で打者を打ち取り無失点でイニングを終えた。平野はこの日、1回9球(ストライク6球)を投げ無安打、無四球、奪三振1、無失点の完璧な投球で防御率を2.02としている。
しかし、試合はダイヤモンドバックスが9回にダニエル・デスカルソ内野手の第12号ソロ本塁打で1点を勝ち越したが、その裏にクローザーのブラッド・ボックスバーガー投手が先頭から2者連続で四球を与えるなど1死二、三塁のピンチを招くと、8番手として登板したアーチ―・ブラッドリー投手がマット・ケンプにセンターへサヨナラの逆転2点タイムリー二塁打を浴びて2-3で敗れた。
これにより、ダイヤモンドバックスは3連敗。ドジャースに地区単独首位の座を奪われるとともに、この日勝って2連勝としたコロラド・ロッキーズにも抜かされ3位に陥落した。