大谷、MLB史上99年ぶりの「50投球回・15HR」達成 エンゼルスは接戦落とし連敗
2018/09/03
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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が2日(日本時間3日)、敵地ミニッツメイド・パークでのヒューストン・アストロズ戦に先発登板。3カ月ぶりの復帰マウンドは2回1/3を2失点という内容だった。
大谷は初回、先頭のジョージ・スプリンガー外野手に95.7マイル(約154キロ)の速球を右前安打とされるなど2死一、二塁ピンチを背負ったが、好調のタイラー・ホワイト内野手を83.6マイル(約135キロ)のスライダーで見逃し三振に仕留めて無失点の立ち上がりを見せる。また、この時点で今季50投球回を超え、1919年のベーブ・ルース氏以来99年ぶり2人目となる1シーズンでの「50投球回・15本塁打」を達成した。
2回は、先頭の6番マーウィン・ゴンザレス外野手のピッチャー返しの打球を右手に直撃させるハプニングもあったが、サードがカバーして三ゴロ。後続の打者も抑えて3者凡退。大谷は3回のマウンドにも登り、先頭の9番トニー・ケンプ外野手に四球を与えた直後に1番のスプリンガーに77マイル(約124キロ)の低めのスライダーを巧く捉えられ、レフトスタンドへの先制2ラン本塁打を喫した。
続くホセ・アルトゥーベ内野手を80マイル(約129キロ)のスライダーで二ゴロに打ち取り、投球数が49球となったところでマイク・ソーシア監督が交代を決断。大谷の復帰登板は2回1/3、49球(ストライク30球)を投げて被安打2(被本塁打1)、与四球2、奪三振2、失点2の成績だった。
エンゼルスは、2-3と1点を追う7回に田澤純一投手が移籍後初登板。田澤は1死後にアレックス・ブレグマン内野手に92.7マイル(約149キロ)の速球をレフトへのソロ本塁打とされ、2-4とリードを広げられてしまう。
そのまま試合は9回に進み、最後はアストロズのロベルト・オスーナ投手の前に3者凡退に抑えられ試合終了。2-4で敗れたエンゼルスは2連敗とし、先発の大谷には今季2敗目(4勝)が記録された。一方、勝ったアストロズはアメリカン・リーグ西地区2位オークランド・アスレチックスとの差は2.0ゲームのまま首位をキープしている。