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パドレス傘下3A牧田、プレーオフ進出で来季へのアピールなるか 初戦は出番なし

2018/09/07

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 牧田和久投手が所属するサンディエゴ・パドレス傘下3Aエルパソ・チワワズが3Aパシフィックコースト・リーグのプレーオフに進出し、5日(日本時間6日)に初戦を迎えた。チワワズはヒューストン・アストロズ傘下フレズノ・グリズリーズに延長10回の末、7-8で敗れた。牧田の出番はなかった。
 
 ルーキーリーグから3Aまでの全てのマイナーリーグはレギュラーシーズンを終了し、それぞれのポストシーズンに突入している。
 
 チワワズはレギュラーシーズン82勝57敗で、3Aパシフィックコースト・リーグ南地区を1位で通過した。プレーオフ準決勝ラウンドで同リーグ北地区1位のグリズリーズと5試合のシリーズを戦い、先に3勝したチームが決勝ラウンドへ進出する。決勝ラウンドも5試合シリーズで行われる。同リーグもう一つの準決勝ラウンドは、ロサンゼルス・ドジャース傘下オクラホマシティー・ドジャーズとセントルイス・カージナルズ傘下メンフィス・レッドバードの間で行われている。
 
 マイナーリーグは階層ごとに複数のリーグに分かれ、全体で18のリーグがある。3Aの場合、パシフィックコースト・リーグ、インターナショナル・リーグ、メキシカン・リーグの3つだが、メキシカン・リーグはMLBチームの傘下にはない。9月18日(同19日)には3Aパシフィックコーストリーグと3Aインターナショナル・リーグのそれぞれの優勝チームが対戦する1試合だけの全米3Aチャンピオンシップが行われ、その試合がマイナーリーグ全体で2018年シーズンの最終試合となる。
 
 メジャー挑戦1年目の牧田は今シーズン中に計6回のマイナー降格を経験した。パドレスで25試合31イニングを投げ、防御率は6.10。チワワズでは24試合26イニングを投げ、防御率は3.76。このまま今シーズン中のメジャー再昇格がなければ、メジャーと3Aでシーズンの半分ずつを過ごしたことになる。
 
 2011年新人王、オールスター出場4回、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表にも2回選出された牧田の日本プロ野球での輝かしい実績からすると、やや物足りない成績で渡米1年目のシーズンが終わりそうだ。だが、この3Aプレーオフで活躍し、来季以降のチーム編成に向かうチーム首脳陣へアピールしてほしい。
 
 また、右肩手術からの復帰を目指しているシアトル・マリナーズの岩隈久志投手が現在リハビリ登録されているエバレット・アクアソックスも1Aショートのノースウェスト・リーグでプレーオフに進出している。岩隈は5日(日本時間6日)のプレーオフ準決勝ラウンドのシリーズ初戦に先発したが、2回4安打3失点、1奪三振、3四球で敗戦投手となった。岩隈は昨年9月の手術後、8月26日の復帰登板以来、今回が3回目の登板だった。
 
 
角谷剛



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