マリナーズ、痛恨連敗でWC争い後退「明らかな危機」。背後には連勝のレイズが0.5差
2018/09/09
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シアトル・マリナーズは8日(日本時間9日)、本拠地セーフコ・フィールドでのニューヨーク・ヤンキース戦で接戦を落とし連敗。アメリカン・リーグのワイルドカード争いで一歩後退した。
ワイルドカードを争うヤンキースに対し、前日は田中将大投手の前に封じられたマリナーズ。この日も先発のフェリックス・ヘルナンデス投手が初回に先制を許す苦しい展開に。5回までに2-2としたが、7回に3番手のニック・ビンセント投手がオースティン・ロマイン捕手にソロ本塁打を浴びて、これが決勝点。2-4で敗れ痛恨の連敗を喫した。
これでア・リーグのワイルドカード1位はヤンキースで変わらず、同2位のオークランド・アスレチックスも勝利したため、アスレチックスと同3位マリナーズとの差は7.5ゲームに広がった。そして、同4位であるタンパベイ・レイズが勝利したことで、マリナーズとレイズとの差は0.5ゲームに縮まっている。
地元紙『シアトル・タイムズ』によると、マリナーズのデナード・スパン外野手は「明らかな危機にある。スラストレーションが溜まっているよ。我々は一丸となって勝利を掴むことができなかった」と話し、その一方で「今こそ、勝利を目指していかなければいけない。勝利を積み重ねることができれば、上位を捉えるチャンスも出てくる」と最後は前を向いた。
ワイルドカード圏外であるマリナーズとレイズはともに苦しい現状にあるが、特にマリナーズは最近10試合で4勝6敗と窮地に立たされていることは否めない。アスレチックスとの直接対決3試合を含めて残り20試合。可能性がある限り、2001年以来のポストシーズン進出を追い求めていく。