田中将大、自身3連勝へ大量援護もらい6回8K無失点 20イニング連続無失点も継続
2018/09/15
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得点圏に走者置いても冷静沈着。制球良く反撃許さず
ヤンキースは、3回にブレット・ガードナー外野手がタイムリー安打を放ち、早くも先発のエストラーダをマウンドから引きずり下ろす。さらに2番手のタイラー・グリエリ投手に対しても攻撃の手を緩めず、ジャンカルロ・スタントン外野手の2点タイムリー安打で8-0とリードを広げた。
大きなリードにも、田中は気を抜かない。4回は先頭のグリチックをスプリットで遊ゴロに打ち取り、テレズもスプリットで二ゴロ。ヘルナンデスにはスプリットをレフト線へ運ばれて二塁打とされ、この日初めて得点圏に走者を置いたが、続くピラーを左飛に打ち取って反撃を許さなかった。
しかし5回は、先頭の7番のディアズに初球のスライダーをレフトへのエンタイトル二塁打とされ無死二塁のピンチを背負う。トラビスをスライダーで一邪飛に打ち取った後、メイリーに四球を与えて1死一、二塁と走者を溜めてしまうが、マキニーをスプリットで空振り三振を奪うと、最後はグリエルをカウント1-2から88.7マイル(約143キロ)のチェンジアップで見逃し三振を奪って無失点で切り抜けた。
6回にアンドリュー・マカッチェン外野手の第18号ソロ本塁打で9-0としたヤンキース。ピンチの後の得点で悪い流れをしっかり断ち切った。5回まで79球を投げた田中は、先頭のグリチックをスプリットで見逃し三振を奪うと、続くテレズには初球の速球を右前安打とされ1死一塁。しかし、4回に二塁打を浴びたヘルナンデスをスライダーで空振り三振を奪い、ピラーは速球で二直に抑えて無失点。これで1日(同2日)のデトロイト・タイガース戦の2回から続く連続無失点イニングを「20」に伸ばした。
9点差と大量リードもあり、田中は7回のマウンドには登らず。この日は6回90球(ストライク64球)を投げ被安打4、与四球2、奪三振8、無失点で防御率は3.47。自身登板3連勝へ最高のマウンドとなった。