イェリッチが史上初の快挙! 同じ相手から今季2度目のサイクル安打。MVP候補に名乗り
2018/09/18
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今秋11月の日米野球で来日予定
ミルウォーキー・ブリュワーズのクリスチャン・イェリッチ外野手が17日(日本時間18日)、本拠地ミラー・パークでのシンシナティ・レッズ戦で今季自身2度目のサイクル安打を達成した。
8月29日(同30日)に敵地でのレッズ戦でサイクル安打を達成しているイェリッチは、「2番・レフト」で先発出場したこの日も持ち前の打力を発揮。レッズ先発のアンソニー・デスクラファニ投手に対し、初回に中前安打を放つと、3回にはライト線への二塁打を放ってチャンスを広げ、その後の先制点に繋げる。
2-0とリードを広げた5回の第3打席では、無死一塁でデスクラファニの初球のチェンジアップを捉え、ライトスタンドへの第31号2ラン本塁打としてデスクラファニを降板に追い込んだ。
その後も着実に加点したブリュワーズ。6点リードした6回、イェリッチは1死一、二塁のチャンスで3番手のヘスス・レイエス投手と対戦し、カウント1-2から内角低めのチェンジアップを右中間へ弾き返して、打球が転々とする間に快足を飛ばし三塁へ。走者2人を返すダメ押しのタイムリー三塁打となり、これでサイクル安打達成となった。
過去に1シーズンで2度サイクル安打を達成した選手は4人いるが(1883年のジョン・ライリー氏、1887年のティップ・オニール氏、1931年のベーブ・ハーマン氏、2012年のアーロン・ヒル)、なおかつ同じチームを相手に達成したのは史上初の快挙だ。
4打数4安打(1本塁打)4打点のイェリッチの大活躍もあり、ブリュワーズは8-0と快勝。ナショナル・リーグ中地区2位のブリュワーズは首位シカゴ・カブスとの差を暫定で2.0ゲームに縮めている。
マイアミ・マーリンズから移籍1年目で現在までg31本塁打、打率.318、93打点の成績を残しているイェリッチ。今年11月に開催予定の日米野球にも参加を表明している26歳の若きスターは、このまま行けば今季のリーグMVP候補としても名を連ねることになりそうだ。