好調キープのA-Rod 直球とインコース攻めに対応も、課題は変化球
ESPNでコラムニストを務めるバスター・オルニー氏は、A-Rodこと、ニューヨーク・ヤンキースのアレックス・ロドリゲスが復帰する際に一番懸念されていたのは直球への対応力だとツイートした。だが周囲の不安を払拭する開幕ダッシュでここまで12試合に出場し、打率.316、HR4本と打線を引っぱる活躍を見せている(4月19日現在)。
2015/04/21
Getty Images
課題は変化球と落差のある球への対応
さらに今年のロドリゲスは強い打球を打てている。ライナー性の当たりが25%、そしてフライ率が50%、そして内野フライが0%である。しっかり相手の甘いボールを、ミスショットせずに強く打ち返すことができているのだ。
ちなみに4月17日のレイズ戦では、2本のホームランを放った。ジラルディ監督も試合後には、地元記者にコメントした。
「Without Alex we’re going to lose that ball game」
ロドリゲスがいなければ、落としていた試合だ。
インコースと直球に対応できている一方で、課題も見えてきた。
変化球に対しての打率は.250、そして落差ある球に対しては打率.100に留まっており、空振りも多いのだ。
開幕からの好調も持続しないだろうという声は、30%の割合で三振しているところからくる。
さまざまなデータが飛び交う中、相手がどう新たなロドリゲス攻略法を打ちだしてくるか。そしてそれを上回るような、ロドリゲスの本来の打棒が見られるのか。
ロドリゲスがいなければ、落としていた試合――今シーズン何度、このコメントをジラルディ監督の口から聞くことができるのか、今季のロドリゲスの1年は大変興味深い。
出典:Alex Rodriguez Proving to be No Easy out as He Carries Yankees Early By Zachary Rymer in Bleacher Report on Apr.17 2015
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