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本調子ではない岩隈久志の課題は“球速より制球”それでも指揮官は「心配無用」

過去2年半、MLBで最も安定した先発投手である岩隈久志も、今季は苦しいスタートだ。しかし、マリナーズのロイド・マクレンドン監督はいくつかの課題を矯正する時間が必要なだけで、心配は無用と語っている。

2015/04/23

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制球力の修正が復調のポイント

McClendon said he wouldn’t publicly discuss what Iwakuma needs to work on to get back on track, but said adjustments are being made after looking at film. While the 33-year-old’s fastball has been a few mph slower than normal in his initial starts, the manager said that wasn’t the problem.
マクレンドンは、岩隈が本調子に戻るためには何が必要かをあえて公言するつもりはないとしつつも、(岩隈は)ビデオで(自らの投球を)分析した後(フォームを)調整していると言う。この33歳の右腕投手の速球は、ここまでの先発登板では本調子の場合に比べ球速が2-3マイル劣っているが、指揮官はそれを問題とは考えていないとも語った。

“I’m not overly concerned with the velocity,” McClendon said. “I’m more concerned with command than velocity. He’s leaving too many balls in the middle of the plate and working behind on too many hitters and that’s what we’ve got to get straightened out. The velocity for Iwakuma will come.”
「球速に関しては、それほど心配していないんだ」とマクレンドンは語る。「私が気にしているのはそれより制球なんだ。真ん中に入ってしまう投球が多く、結果的に後手に回っている。これこそ矯正していくべき点だな。岩隈本来の球速はそのうち戻ってくるよ」

 岩隈自身も、20日の登板は本塁打を喫した2球以外は「良くなっている」と語っている。
 「前回(14日)のドジャース戦ではスライダーを狙い打たれました。それで、今回はそれをしっかり低めに集めるよう心がけたんです。それは今回はできたと思います。でもツーシームが高かった。次はそれが課題ですね」

 次回登板は26日のツインズ戦の予定だ。そこではどれだけ矯正してくるか楽しみだ。

出典:”McClendon confident Iwakuma will get back on track”@ MLB.com by Greg Jones in Apr. 22nd 2015

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