MLB個人打撃成績 アは地区V3の2チームが力発揮 ナはロ軍が健闘。イェリッチ「三冠王」ならず
2018/10/02
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レッドソックスとインディアンスが持ち味発揮。3年連続40発以上のデービスは初の最多本塁打
MLBは1日(日本時間2日)、レギュラーシーズンの全日程が終了。アメリカン・リーグ、ナショナル・リーグともに個人成績が確定した。打撃部門では、ボストン・レッドソックスやミルウォーキー・ブリュワーズなど各地区で優勝したチームの選手が上位に食い込む結果となった。
ア・リーグは、東地区で3連覇を果たしたレッドソックス勢の活躍が目立った。打率でムーキー・ベッツ外野手とJ.D.マルティネス外野手が1位と2位を占め、この2選手は出塁率と長打率でも3位以内にランクイン。打点でもマルティネスがトップとなった他、ザンダー・ボガーツ内野手も5位と得点力の強さが示されている。
また、中地区3連覇のインディアンスからも多数ランクイン。ホセ・ラミレス内野手が本塁打、打点、盗塁、得点、出塁率、長打率でトップ5入りを果たし、打線の軸としてチームをけん引した。他にもマイケル・ブラントリー外野手が打率5位、指名打者のエドウィン・エンカルナシオンが打点3位など、レッドソックスに引けを取らない打棒が数字に表れている。
地区優勝を果たせなかったチームからランクインした選手もいる。3年連続40本塁打以上をマークしたオークランド・アスレチックスのクリス・デービス外野手は、48本塁打で初の最多本塁打に輝いた。そして、104敗を喫し中地区最下位に沈んだカンザスシティ・ロイヤルズからは、ウィット・メリフィールド内野手が盗塁数と安打数でトップとまさに「孤軍奮闘」。メジャー3年目の29歳が飛躍の年を迎えた。