MLB個人投手成績 アは先発4人とディアズでCY賞争いか ナはシャーザー300K、平野も大健闘
2018/10/02
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ア・リーグは異なる3投手が勝利数、奪三振、投球回でそれぞれトップ
MLBは1日(日本時間2日)、レギュラーシーズンの全日程が終了。アメリカン・リーグ、ナショナル・リーグともに個人成績が確定した。投手部門は、アメリカン・リーグでサイ・ヤング賞争いがし烈を極め、ナショナル・リーグでは、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手がホールド数で3位にランクインする健闘を見せた。
ア・リーグ、ナ・リーグともにハイレベルな争いが繰り広げられた。まず、ア・リーグでは、タンパベイ・レイズのブレイク・スネル投手が21勝で最多勝。8月~9月は9勝負けなしと圧巻の投球を見せ、防御率も1.89と抜群の安定感でエースに成長した。また、クリーブランド・インディアンスのコーリー・クルーバー投手も20勝の大台に乗せ、リーグトップとなる215投球回を投げて防御率と奪三振数でもトップ5に食い込んだ。
そして、ここに割って入るのがヒューストン・アストロズのジャスティン・バーランダー投手とゲリット・コール投手。バーランダーは勝利数こそ16勝にとどまったが、290奪三振はリーグトップ。投球回2位、防御率3位とエースの貫録を見せつけた。15勝を挙げたコールは奪三振でバーランダーに次ぐ2位、防御率は4位、投球回でも5位につけ、移籍1年目から地区連覇に貢献した。
投手に与えられる最高の名誉「サイ・ヤング」賞の候補に挙がるのは上記の先発陣だけではない。シアトル・マリナーズのクローザー、3年目のエドウィン・ディアズ投手は今季57セーブを記録。メジャー記録の62セーブには届かなかったが、61回のセーブ機会でほぼ成功を収め圧倒的な力を見せつけた。