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昨季覇者アストロズ、史上最強レッドソックス…今季の世界一は? 米メディアがPOの結果を予想

2018/10/03

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 MLBのポストシーズンが2日(日本時間3日)、始まった。米メディア『ESPN』は同日、記者ら27人の投票によるプレーオフの結果予想を掲載している。
 
 アメリカン・リーグのワイルドカードゲーム勝者予想は、17票が投じられたニューヨーク・ヤンキース(東地区)に軍配。MLB史上最多のシーズン265本塁打の強力打線に加え、救援陣も層が厚く優勢と判断されたようだ。対するオークランド・アスレチックス(西地区)は10票。敵地での試合でメジャートップの得点を記録した点は評価された。
 
 ワイルドカード対決を制すると待ち受けるのは、地区覇者ボストン・レッドソックス(東地区)だ。圧倒的な強さで今季ア・リーグを制したレッドソックスが20票を獲得した。東地区での優勝争いに敗れたヤンキースはやや分が悪いと予想され4票。アスレチックスは、先発投手が投球回数を稼げないという弱点が指摘されて3票にとどまった。
 
 西地区1位ヒューストン・アストロズと中地区2位クリーブランド・インディアンスでは、アストロズが15票、インディアンスが12票と拮抗した結果となった。昨季世界一のアストロズは投手陣への期待が大きい。一方のインディアンスは打線好調だが、9月にやや不調だった救援陣に不安が残る。
 
リーグ優勝決定シリーズの結果予想は、レッドソックスが10票を獲得してトップ。次いでアストロズ(9票)、インディアンス(6票)、ヤンキース(2票)となっている。最強レッドソックス打線に対し、アストロズが立ち向かう構図が予想された。
 
 ナショナル・リーグのワイルドカードゲームは、163試合目に惜しくも敗れたシカゴ・カブス(中地区)対コロラド・ロッキーズ(西地区)だ。カブスがロッキーズに圧倒的差をつけて20票を獲得。カブスは上位から下位まで穴のない打線が評価された。
 
 ワイルドカードゲームの勝者は、ミルウォーキー・ブリュワーズ(中地区)と対決する。カブスはブリュワーズと中地区優勝争いを演じたが、ブリュワーズに24票が入る一方的な予想となった。強力打線とリーグ屈指の救援陣に加え、9月に20勝7敗と勢いに乗っているブリュワーズが優勢との見方だ。
 
 アトランタ・ブレーブス(東地区)とロサンゼルス・ドジャース(西地区)の地区優勝チーム同士の対決は、ドジャースに26票が集まった。6年連続でプレーオフ進出と経験豊富なドジャースに対し、3年連続90敗から一転して地区優勝したブレーブス。地力で勝るドジャースに大量の票が入った。
 
 ナ・リーグ優勝決定シリーズの予想は、ドジャース14票、ブリュワーズ11票、カブス1票、ブレーブス1票という結果。ドジャースは短期決戦での勝負強さに加え、シーズンを通じ、4点以上をリードした試合を50勝0敗とした強力救援陣が評価された。
 
 そして、両リーグ覇者が頂点を決める戦いに挑むワールドシリーズ。ここでは、ア・リーグ優勝決定シリーズの予想と反し、アストロズが8票を獲得して1位にランクイン。レッドソックスが8票を獲得して次点につけ、ドジャースとインディアンスに5票ずつ、ブリュワーズとヤンキースにいずれも1票投じられた。
 
 アストロズはチーム得点、チーム防御率ともにワールドシリーズを制した昨季より良化。2年連続で世界一となる総合力があると判断されたようだ。一方、レッドソックスはシーズン108勝と歴史的な強さを誇り、頂点を狙う準備は整っている。ドジャースとインディアンスもチームとしての完成度が高く、短期決戦で集中力を発揮できればワールドシリーズ制覇も視野に入ってくる。
 
 世界一の栄冠に輝くのはどのチームか、注目必至の激戦が続く。



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