イチロー1967得点で日本記録タイ まだまだある!イチローが打ち立てた数々の大記録
現地時間の24日のナショナルズ戦に「7番・左翼」で出場したイチローは、新たな記録を打ち立てた。イチローは、5回2死ランナーなしでショート内野安打で出塁すると、エチャバリアのセンター前ヒットで進塁、そしてレートスのセンター前タイムリーヒットで生還し王貞治に並ぶ1967得点の日本記録に並んだ。
2015/04/25
Getty Images
イチローが新たな記録を残す
現地時間の24日のナショナルズ戦に「7番・左翼」で出場したイチローは、また一つ、新たな記録を作った。
イチローは、5回2死ランナーなしでショート内野安打で出塁すると、エチャバリアのセンター前ヒットで進塁、そしてレートスのセンター前タイムリーヒットで生還し王貞治に並ぶ1967得点の日本記録に並んだ。
これまで日本で658得点、アメリカで1309得点を積み上げてきた。日本記録更新は確実で、記録はさらに伸び続けることになる。
MLBだけの記録だと、123位(2014年シーズン終了時点の1303得点)。この数字がどこまで積み重なるのか注目だ。
これまでイチローは、日米で数々の記録を打ち立ててきた。その数の多さからして、いかに偉大な選手であるかがわかる。今回は代表的な記録を挙げてみたい。
◆日本で達成した記録
シーズン打率.380以上:2回(1994年、2000年)
シーズン打率.370以上:2回(1994年、2000年)※.360以上ではタイ記録
シーズン打率.350以上:4回(1994年、1996年、1998年、2000年)
シーズン打率.340以上:7回(1994年~2000年)
シーズン連続打席無三振:216(1997年4月16日~6月24日)
20試合以上連続安打:4回(1994年2回、1999年、2000年)
首位打者:7回(1994年~2000年)※張本勲とタイ記録
両リーグ最多安打:5回(1994年~1998年)
7年連続打率.340以上首位打者(1994年~2000年)
7年連続首位打者(1994年~2000年)
5年連続全試合出場首位打者(1994年~1998年)
5年連続両リーグ最多安打(1994年~1998年)
◆メジャーで達成した記録
シーズン安打:262本(2004年)
シーズン単打:225本(2004年)
シーズン200安打以上:10回(2001年~2010年)※ピート・ローズとタイ記録。ギネス世界記録に認定
両リーグ最多安打:7回(2001年、2004年、2006年~2010年)※タイ・カッブ、ピート・ローズとタイ記録
10年連続200本安打(2001年~2010年)※ギネス世界記録に認定
右翼手最多刺殺:7回(2001年~2005年、2009年~2010年)
5年連続右翼手最多刺殺(2001年~2005年)※ティム・サーモンとタイ記録
新人最多安打および1年目選手最多安打:242本(2001年)
◆日米で達成した記録
日米通算8年連続首位打者(2004年~2001年)
日米通算17年連続打3割、オールスター出場、ゴールデングラブ賞受賞、ゴールドグラブ賞受賞(1994年~2010年)
日米通算4000本安打(2013年)
この記録だけでもイチローの走攻守そろった類稀な能力が伝わってくるはずだ。さらに、連続達成記録が多く、高い技術を保ち続けて常にプレーしてきたことがわかる。
今シーズン、マイアミ・マーリンズに移籍したイチローは、若い選手中心のチームでその存在感を遺憾なく発揮している。代打、先発などチーム状況に応じて出場。その中で、セーフティバント、内野安打、長打を放つなど、その姿に年齢的な衰えは感じられない。
現在の記録から今後達成しそうな記録をまとめた。
◆今後達成しそうな記録
日米通算2000得点(残り33得点)
日米通算700盗塁(残り14盗塁)
メジャー通算500盗塁(残り13盗塁)
メジャー通算3000本安打(残り146本)
世界最多安打4256本安打(残り124本)
※現地時間24日時点。
「50歳まで現役」と報道陣の前で口にするイチロー。
さらなる記録達成をファンも期待しないわけにはいかない。