Rソックス、猛追ヤンキース振り切り地区S突破へまず1勝! あすは田中が先発予定
2018/10/06
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“ライバル対決”地区シリーズでは初顔合わせ
アメリカン・リーグ東地区1位のボストン・レッドソックスとワイルドカードゲームを勝ち上がってきた同地区2位ニューヨーク・ヤンキースによる地区シリーズ第1戦が5日(日本時間6日)、レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークで行われ、レッドソックスが5-4で粘るヤンキースを振り切り先勝した。
今季レギュラーシーズンで108勝を挙げ地区3連覇を果たしたレッドソックスと、100勝を挙げたヤンキース。両者がポストシーズンで顔を合わせるのは2004年のリーグ優勝決定シリーズ以来14年ぶりで、地区シリーズでの対戦は初めてとなる。
レッドソックスは初回、先発の左腕クリス・セール投手がいきなり3三振を奪う立ち上がりを見せると、直後の攻撃で1死一、二塁から4番の指名打者J.D.マルティネス外野手が高さ約11.3メートルのレフトフェンス「グリーン・モンスター」を越える3ラン本塁打を放って先制。
援護をもらったセールは序盤3回までを無失点。一方、ヤンキース先発の左腕J.A.ハップ投手も2回は3者凡退に抑えたが、3回は先頭の1番ムーキー・ベッツ外野手に二塁打を浴び、続くアンドリュー・ベニンテンディ外野手にはセーフティーバントを決められ無死一、三塁。ここで早くも無念の降板となった。
ハップに代わって登板した2番手のチャド・グリーン投手は、代わり端でスティーブ・ピアース内野手にレフト前へタイムリー安打を浴びると、その後1死一、三塁でザンダー・ボガーツ内野手に犠飛を打たれて5-0。レッドソックスの繋がる打線を相手に失点を防ぐことができなかった。
無失点を続けるセールは、5回をわずか9球で3者凡退に打ち取りここまで83球(ストライク55球)。4番のジャンカルロ・スタントン外野手から2打席連続三振を奪うなど8奪三振をマークし、今季MLB新記録となる267本塁打を放ったヤンキース打線を封じ込めた。6回に1死一塁からスタントンに左前安打を打たれ降板したが、5回1/3、93球(ストライク61球)を投げ被安打5、与四球2、奪三振8、無失点の好投で先発の役割を果たした。